2011京畿国際航空展、成功裏に閉幕
投稿日d 2011-05-23 ヒット数 866
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2011京畿国際航空展、成功裏に閉幕
– 参加人数43万8千人、前年比3万人増 –
– 航空ショーや体験イベントなど充実したプログラムが満載 –
– ビジネスデー・産業展の開催など、航空産業の発展におけるアウトラインを提示 –
2011京畿国際航空展が成功裏に閉幕した。
京畿道は10日「今年の京畿国際航空展には、前年の40万人より10%増加した43万人が参加した」と発表した。
イベント期間中、雨天や霧などの悪天候のため、航空ショーなどが取り消しになるなど、残念な場面があったものの、開幕4日後の5月8日にすでに前年の参加者数40万人を突破するなどの成果を上げた。
これまで行われてきた航空ショーが見るだけのイベントに留まっていたのに対し、京畿国際航空展は参加者が実際に目で見て体験し楽しむことができる体験の場であるとし、5月を代表する大規模イベントとしての立場を確保したと評価されている。
□ 韓国の航空産業の未来を伺う産業展
今回の航空展では、本イベント開幕に先立ち、3日から航空機整備(MRO)及び部品の国内生産開発をテーマにしたビジネスデーが開催された。
ここでは、韓国空軍総司令部が航空機及び装備部品、修理付属品、先端電子装備など、約1,500以上の品物を展示、開発事業に関する説明会を行った。高等訓練機T-50を生産しているKAI(韓国航空宇宙産業株式会社)もこれに参加し、航空機部品の国内生産への推進計画に関する説明会を実施、同時に業者別に個別の相談会も行われた。
航空産業展示会は、前年度、99の航空産業関連会社が参加したのに比べ、今年は158の会社がこれに参加し航空展を大いに盛り上げた。
金文洙(キム・ムンス)京畿道知事は「京畿道が大韓民国の中心に立ち、2020年までに航空機及び部品の生産額200億ドル、輸出額100億ドルを達成させ、世界の7大航空産業国として飛躍していけるよう積極的に取り組んでいきたい」とし、「京機国際航空展を足掛かりに国内の航空産業の発展をより加速化させていきたい」と述べた。
□ アジア最高の航空ショー!
今回の国際航空展で披露された世界レベルの航空ショーは、参加者たちから最も好評を得た人気プログラムであった。
15種類から18種類にプログラムの数を増やし、毎時間豪華な飛行ショーを行った。
特に、韓国空軍の最精鋭特殊飛行部隊「ブラックイーグルス」は韓国産のスーパー高等訓練機T-50で曲芸飛行を披露、参加者から拍手喝采を受けると同時に韓国産航空機の安全性と優秀性を広く示した。
さらに、アメリカの美女パイロット、メリッサ・ファ厶バートン(Melissa Pemberton)や408回連続旋回飛行の世界ギネス記録保持者であるハンガリー出身のべレス・ジョルタン(Veres Zoltan)による単独飛行ショーは参加者たちを熱狂させた。
また、イギリスやリトアニア出身のパイロットたちで編成された「グローバル航空ショー」による編隊飛行もまた、参加者たちの目を釘付けにした。リーダーのロランダス・パクサス(Rolandas Paksas)は38年の経歴を誇るベテランパイロット、さらにリトアニアの前大統領という珍しい履歴で多くの参加者から注目を浴びた。
□ 各種体験イベントで子供たちも航空展を満喫
今回の航空展は参加者による多彩な体験イベントが充実していたのが大きな特徴だったといえる。宇宙航空体験館やシュミレーション体験館など64種類だったプログラムを82種類に増やし、前年比12万人増加の約28万人がこれらの体験イベントに参加した。特に軽飛行機及びヘリコプターの搭乗体験イベントは、15倍の競争率を見せるなど、その圧倒的な人気ぶりを見せ付けた。
この他にも、地震体験、消防体験などが楽しめる「119安全体験キャンプ」にも18万人以上の参加者が詰め寄せるなど、多くの参加者から好評を得た。東日本大地震が起きた後、地震に対する安全対策に関心が寄せられる中、新しく設置された地震体験館は子供の参加者だけでなく大人たちにも有益なプログラムであったと高く評価されている。
また、閉幕日の10日には、滑走路を一般公開し、外国のパイロットのサイン会や各種軽航空機、K-9自走砲などの安保装備の撮影ができる展示会を行うなど、参加者が航空機をより身近に楽しめる機会を提供した。
□ 入場券の予約及び便宜施設の拡大で参加者の便宜を図る
昨年は入場券を会場で購入するのに2時間以上待たなければならなかったことを考慮し、今年はオンラインでの事前予約を実施、待ち時間などの問題解消に力を入れた。事前のオンライン予約者には割引サービスなどの特典を提供し、会場での購入価格よりも安く購入できるようにし、チケット売場の混雑を大きく減らした。
また、ここ最近利用が急増しているソーシャルコマースを活用し入場券を販売するなど、新しい取り組みも試みられた。
京畿道が広域自治団体では初めてソーシャルコマース業者の「ウィメークプライス」と共同で入場券及び飲食物をセット販売し、最大61%の割引価格での航空展利用を提供した。ソーシャルコマースの人気に火を付けたことで知られる「グルーポン」でも入場券を販売するなど積極的な取り組みを見せ、ユーザから広く好評を得た。
この他にも航空展のイメージソングやミュージックビデオを制作し、動画コンテストを実施するなど、積極的な広報活動が多方面に渡り実施された。
一方、参加者らの便宜を図り、前年、9,370台だった駐車台数を1万2,700台へと増大した他、案内や安全などのためのスタッフも前年比200人ずつ増やし、一日約1,000人の運営スタッフを確保するなど、安全かつスムーズな運営のために万全を期した。
「蒼空に描く夢と希望」をテーマに開催された2011京畿国際航空展は、質的にも量的にもアジア最大の航空展として飛躍したという評価を得るに充分な結果を残した。
黄俊基(ファン・ジュンギ)京畿観光公社社長は「来年にはさらに多彩な航空ショーと体験イベントを企画し、さらに多くの航空産業関連会社の参加を誘致するなど、大韓民国の航空の全てを見せていきたい」とし、「参加者が安心して航空展を楽しめるよう安全対策にも万全を期していきたい」と述べた。
お問い合わせ:観光課 戦略観光担当 031-8008-8541
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