[スペシャルテーマ :お花] 秋、花びらと共に来る。

投稿日d 2010-10-11 ヒット数 2039

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自然の理を習い、秋の花の香りに酔うユルボム植物園 

– 広州市退村面のユルボム植物園では季節別のテーマで飾ったきれいな空間に会える。 © 京畿観光公社 手紙を書く。貴方に花びらを刺繍した手紙を送る。乾いた野草のようにかさかさした心。花びらに転がる清い露のように。丸く転がり、また丸く転がり、貴方に行きたい。空に星の光があれば、地上には花びらがあるから、貴方よ、悲しがるな。もうすぐ秋が来ると清楚な花びらが貴方の息吹に光を与えるから、、、 

– ミソハギはきれいだけに使い道も緊要である。 © 京畿観光公社 紫のミソハギの美しい饗宴 京畿道広州市退村面にあるユルボム植物園。ここでは野生化だけでなく、盆栽公園、ジャンク(Junk)アート美術作品館、童話村、山水盆景園など、季節別のテーマで細やかに飾っておいたきれいな空間に会える。植物園を散歩している途中で会った紫の花が印象的だ。‘ミソハギ’と呼ばれるこの花は7〜8月に花を咲かせ、9月になれば実り、二つに割れながら種が出る。昔の方々はミソハギを下痢止めの薬に使ったと言われている。きれいだけに、その使い道も緊要であった。 

– 真昼の日差しで強烈な赤色を発する‘百合’ © 京畿観光公社 風の勢いに飛ばされた種は花びらになり、ユルボム植物園の花は花畑だけで見れるのでない。階段で、椅子の下で、岩の隙間で、風の勢いに乗せられてきた種がどこにでも根を下ろし、自分の色を自慢している。静かに散策することだけでも十分な休息になれるところである。2万坪の規模にもかかわらず、植物園は小ぢんまりで地味な雰囲気を醸し出す。真昼の日差しで強烈な赤色を発する‘百合’は、だからこそ良く見えたかも知れない。ユルボム植物園は花を愛し、写真を撮る人々には特に人気のあるところでもある。 . 

– ユルボム植物園は食堂がない代わりにお弁当を持参することができる。 © 京畿観光公社 素朴な自然の順当な道理を習うところ 秋の入り口になると野菊が香りを増している。大変素朴なユルボム植物園は華麗な花だけを見て帰るのでなく、人間が自然を通じて人生を習って帰れる真の空間になることを夢見るところである。季節によって花が咲き、時間が流れれば花が散る正直な自然の理は人間に静かな教えを与える。ユルボム植物園は園内に食堂のような便宜施設がないかわりにお弁当を持参することができる。またグリーンの雰囲気が歴々としている青い木の下で入念に準備したお弁当を食べる味は一品である。お弁当を食べた後、少し足を早めれば丹念に積み上げられた石塔にも会える。 

– 黄金色のオオグルマの香りで秋が近づいてきたことを知らせる。 © 京畿観光公社 オオグルマの香りで秋がつかつかと近づくユルボム植物園にはいま‘オオグルマ’が盛りだ。黄金色のオオグルマの香りで秋がつかつかと近づいたことを知らせる。オオグルマは秋に花と採って陰で干して食べたり、長くなった芽は和えて食べたりする。黄色い花がきれいで、また薬にも使えられるので広く植えられる花でもある。花以外にもユルボム植物園は盆栽でも有名であるが、室内の温室に入ると数多い珍しい盆栽がその姿を現している。最高で600年の寿命を誇るシロマツ、松ノ木、イチイ、コシデ、チョウセンヒメツゲなどの盆栽はここだけで見られる宝物である。花だけでなく盆栽も避けて通れないので、関心があれば是非一度見回りましょう。 

– ‘ヒアオギ’は ‘真心のこもった愛’ との意味をもっている。 © 京畿観光公社 誰でも泊まって帰りなさい。貴方、愛だけあれば… ‘真心のこもった愛’さえあれば果たせない愛もない。ユルボム植物園にみごとに咲いている‘ヒアオギ’は‘真心のこもった愛’との美しい意味を持っている。ヒアオギは花びらに小さな斑点がまるで豹の斑点のように見えるとしてつけられた名前だそうだ。秋になれば黒色の光沢のある実が実るが、観賞の価値が高いそうだ。他の野花の中で何気なく咲いているヒアオギは自分の存在を敢えて表そうをしないので尚更美しい。ユルボム植物園は人為的に飾られた庭園でない自然的でのんびりとした、誰でも容易に泊まって帰れる気楽な憩いの場になれるので尚更良い。 

– ユルボム植物園に予約すれば農村体験と森の生態体験、野生化の植えつけ、陶芸体験などができる。 © 京畿観光公社 

風景、秋の空の中に心を溶かす。春には美味しいシラヤマギクの和え物の材料になったが、秋になるどきれいなシラヤマギクの花を咲かせた。ユルボム植物園にはシラヤマギクのような野生化だけがあるのではない。多様な体験もできる。予約をすれば農村体験と森の生態体験、野生化の植え付け、盆栽小品作り、アロマろうそく、天然ハーブ石鹸、天然染色、陶芸体験、カブトムシ体験などができる。きれいに積み上げた壺と青空に向かってそびえている美しい‘ソッテ’(村の守護神または境の象徴として村の入り口に立てた長い棒)、木で作った動物の造形物が目を楽しめてくれる。まっすぐに伸びている木と横になって生える木々が異色的な風景を醸し出すところ、ユルボム植物園の秋口の風景である。京畿道広州市ユルボム植物園<記事:張ジョンヒョン、写真:李ヨムギュ> 

-Gニュースプラス | 京畿観光公社 cyj@gto.or.kr 

– オリジナル記事 : http://gnews.gg.go.kr/news/news_detail.asp?number=201010110936157292C053&s_code=C053