世界最初「アトピークラスター」の輪郭がつかまる。

投稿日d 2010-05-04 ヒット数 1657

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京畿道、7日基本構想最終報告会開催
京畿道東部の清浄地域に30万坪規模造成
ヒーリングセンター、親環境の住居団地などが入る。
 
京畿道が世界で初めて推進する「アトピークラスター」の輪郭がつかまった。
 
道はアトピークラスターの推進方向と基本構想のための研究用役が先月26日に完了されたことにより、来る7日、第2庁にて、これに対する最終報告会を開催する。
 
アトピークラスターは産業発達、都市密集化などによる環境性疾患者が増加している中、都市化によるアトピー患者が多いながらも、加平郡など、清浄地域の立地を保有している京畿道が「アトピー安全地帯」としての立地を確保するために世界で初めて推進する新しい概念のクラスターである。
 
道によれば、アトピークラスターは京畿道東部の清浄地域に30万坪の規模で造成され、ここではアトピーヒーリングセンター、専門研究所、食餌センター、幼稚園、ヘルスケアなどで構成されているアトピーフリーバレー(Atopy Free Valley)をはじめ、親環境住居及び教育施設、休養・観光・レジャーの連係タウンなどが造成される予定である。造成は国費、道費、民間企業など、コンソーシアムを通じて行われる。
 
専門家たちは京畿道アトピークラスターに対し、首都圏に所在しながらも自然のままの清浄地域を維持しているところが多く、首都圏の1日生活圏に所在しているため、アトピークラスター造成の最適な条件を取り揃えていると評価している。 
 
この日、報告会にはキム・ムンス道知事、疾病関連の学会及び専門家を始めとした環境専門家、患者の親などが参加して慢性的な環境性疾患の治癒及び研究のための京畿道アトピークラスター造成の推進方向及び基本構想に対して論議する予定である。
 
今回の研究用役は京畿開発研究員にて、昨年11月から今年4月まで、5ヶ月間実施した。  
 
一方、環境性疾患は鼻炎、喘息、かゆみなどの慢性的な疾患で、肉体的、精神的に患者自身だけでなく、家族の暮らしの質まで低下させる疾病で、首都圏の環境性疾患者は2003年312万人から2008年度に412万人へと、37%増加し、社会・経済的費用の発生は年間7兆ウォンに上るものと知られている。 
 
お問い合わせ:環境課  850-2842