「図書館天国の京畿道」 全国最初の多文化公共図書館の会館

投稿日d 2010-04-16 ヒット数 2105

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南楊州市坪內図書館、16日開館
10カ国の多文化関連の本・放送資料を取り揃える。
結婚移民女性職員の採用… 外国語の童話口演も
キム・ムンス知事「多文化人の抱擁、京畿道の意志を込めた図書館」
 
UNESCOと国際図書館連盟(IFLA)は、1994年「公共図書館の宣言文」において「公共図書館のサービスは年齢、人種、性別、国籍、言語、身分などを問わずに誰にでも平等に提供される」となっており、京畿道はこれを充実に実践していっている。
 
16日、南楊州市坪內図書館にて開かれた多文化図書館の開館式には、キム・ムンス京畿道知事、イ・ソクウ南楊州市長、市議会長、市議員、館内機関、団体長など、約500人余りが参加した。
坪內図書館は国内書(30,414冊)、多文化書(4,322冊)など、総10ヶ国語で藏書を構成し、多文化映像資料室で中国、タイ、フィリピン、ベトナム、モンゴルのチャンネルなどを利用することが出来る。
 
ファン・ギョンス坪內図書館長は「坪內図書館は増えて行く結婚移民者及び移住労働者たちのためのサービスの提供だけでなく、内国人との和合と教育の場として図書館の社会的責任を果たす」と述べた。 
 
京畿道の人口統計によれば、今年2月の韓国の外国人登録数868,829人のうち、京畿道は267,544人であり、30.8%が居住していることが分かった。 

 

道は多文化人が京畿道に適応しながら暮らして行ける法案として、2008年全国初の「安山多文化の小さな図書館」を開館し、また、軍浦中央図書館の「童話で学ぶ韓国文化」、光州市立図書館の「多文化共同体を探し求めて行く図書館プログラム」など、多様な多文化プログラムを図書館で実施している。 
 
また、京畿道サイバー多文化図書館(http://global.library.kr)を通じて10カ国語で図書館の利用案内を支援しており、移住民の子供のための図書館利用の教育アニメーション「サンサンイと共にする図書館旅行」2編を10ヶ国語の字幕で製作し、道内の図書館及び初等学校に配布した。  
 
キム・ムンス京畿道知事はこの日、「京畿道には全国最多規模の151の図書館があるが、坪內図書館のように多文化人のための図書館を作ったのは規模の意味よりも多文化人を抱擁しようとする京畿道の意志が込められているもの」だと述べた。
 
お問い合わせ:教育政策課図書館政策担当 850-2631