京畿道、多文化家族の移住女性を対象に無料巡回健康診断を実施

投稿日d 2009-12-01 ヒット数 3741

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提供日付: 2009. 12. 1 
 提  供: 保健政策課(031-249-4380)

 

京畿道は、この一年間韓国男性と国際結婚し、道内に定住している中国、ベトナム、フィリピンなど外国出身の女性3373人に対し、無料移動巡回検診を実施した。その結果、有所見者が970人にも達し、胃腸を痛めている人が最も多いことが分かった。

 

年齢別にみると、20代が287人、30代306人、40代238人と、20代から40代までが全体の86%を占めている。さらに、重複有所見者1457件のうち、胃腸疾患が10.8%、泌尿器疾患5.9%、B型肝炎5.6%、甲状腺機能低下5.6%となっている。

 

外国人女性の場合、結婚してもすぐには韓国国籍が取得できないため、しばらくの間医療保障が受けられない。京畿道では、結婚移住者のうち国籍未取得者や健康保険未加入者を対象に健康検診を実施し、韓国社会への安定的な定着及び健康な暮らしによる家族間の結束力強化に資すると共に、京畿道民としての帰属意識を高めようとしている。

 

京畿道は、検診の利便性を高めるため、検診チームが大型検診車両に胃腸造影撮影機、乳房撮影装置、レントゲン、超音波診断機などを搭載し、検診スケジュールに合わせて現地を訪れる巡回検診を実施した。検診種目は、基本検査、血液検査、心電図、甲状腺、子宮がん、乳がん、胃がん検診など21種目となっている。検診の結果、伝染病患者であることが明らかになると、管轄保健所へ通報して登録管理することにしている。その他の有所見者は、専門医療機関に依頼して精密検査を行っている。

 

来年は、対象者を3500人まで拡大し、予防接種が可能な伝染性疾患に対する接種なども同時に行うつもりだという。