京畿道在住の外国人労働者、20万人突破

投稿日d 2009-11-26 ヒット数 3551

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京畿道家族女性研究院が、行政安全部主管で行った地方自治体における外国人住民現況調査結果(2007、2008、2009)▷ 全国及び京畿道外国人労働者の性別人口推移、▷ 京畿道外国人労働者の性別・出身国別の人口推移、▷ 京畿道の市・郡別外国人労働者の性別・出身国別の居住状況などに基づいて、道内における外国人労働者の状況分析資料をまとめた。

京畿道に住む外国人労働者は2007年11万6794人、2008年17万3230人、 2009年20万5239人と、年々増加傾向にある。2009年現在、京畿道在住の外国人労働者を性別に見ると、女性が6万5458人、男性が13万9781人となっている。京畿道の外国人労働者全体の中で女性が占める割合も年々増加し、2007年 28.8%から2008年29.8%、2009年は31.9%と増え続けている。

しかし、全国比道内の外国人労働者の割合は、2007年45%から2009年35.7%へと減少しているが、それは外国人労働者を必要とする3D業種の製造メーカーの地方移転と、農家の人手不足により農漁村の需要が増加していることに起因するものと分析されている。

一方、京畿道外国人労働者の人口推移を31の市・郡別に見ると、男女共に外国人労働者が一番多く住んでいる地域は安山市である。2009年現在2万7018人が居住しており、女性は京畿道全体の14.3%に当たる9335人、男性は京畿道全体の12.7%に当たる1万7683人となっている。なお、男性の場合には華城市(1万6125人)、女性の場合は水原市(7994人)が2番目に多い地域である。

2008年と2009年の外国人労働者の増減数を見ると、女性外国人労働者の場合増加幅が最も大きい市・郡は水原市、城南市、東豆天市、安養市、安山市などの順となっている。男性外国人労働者も2008年に比べて2009年の増加幅が大きい市・郡は水原市、城南市、利川市、安城市、楊州市などの順となっている。

京畿道外国人労働者の出身国別推移を見ると、男女共に2007年以来中国国籍者(朝鮮族含む)の割合が増加している。女性の場合、中国国籍者(75.7%)、フィリピン(6.0%)、ベトナム(4.0%)、タイ(3.9%)、モンゴル(2.1%)、米国(1.9%) の順となっている。男性の場合、中国国籍者 (46.4%)の次にベトナム(11.8%)、インドとバングラデシュ(10.2%)、タイ(7.8%)、フィリピン(7.4%)の順となっている。女性に比べると中国国籍者の割合が相対的に少なく、出身国別の分布も多様であることが分かった。

研究院は、外国人労働者の増加傾向は当面続くであろうとし、今後外国人労働者に関する政策を立案する際には、今回の資料をベースに地域の特徴に合わせた政策開発が必要だと述べた。