京義線は統一・大陸への夢が込められている鉄道
投稿日d 2009-07-10 ヒット数 4083
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金文洙京畿道知事は、京義線の複線電鉄開通日の7月1日、午前5時50分発車の初列車に乗車した。ソウル・西部駅から坡州・月籠(ウォルロン)駅まで続く京義線電鉄の開通試乗式には金知事をはじめ、イ・べヨン梨花女子大学総長、リュ・ファソン坡州市長、広域鉄道事業本部関係者ら20人余りが出席した。
同日、金知事は、広域鉄道事業本部の関係者から今後の運営方針などについて説明を受けたあと、初列車に同乗した市民らとともに京義線電鉄の開通を祝った。
一行らと各駅舎の名前や地域の歴史、現状などについて語り合い、金知事は「今後南北関係が改善されると、この列車に乗って中国はもちろん、シベリア大陸まで行ける」とし、「京義線は統一の鉄道、大陸への夢を乗せた鉄道である」と述べた。
イ・べヨン梨花女子大学総長は、「統一を開く時代をリードしゆくため、長い歴史と文化を有する京畿道・坡州に梨花女子大学の分校設立を進めている」とし、「京義線鉄道が北朝鮮までつながると、シベリアはもちろんヨーロッパまで、韓国の若者らの夢が広がることになる」と話した。
今回開通した京義線電鉄は、まず第1段階として、ソウル駅から汶山(ムンサン)駅までの総区間40.6km、18駅の運行を開始する。同区間は、これまで通勤列車として38回(日)運行されていたが、今回の複線電鉄の開通で一日150回運行されることになる。
出勤時間には25分、平時には50分の間隔で配車され、ソウル駅〜汶山区間は一日46回運行され、城山(ソンサン)〜汶山区間は一日104回、通勤時間には平均12分、平時は15分おきに運行されるという。
ソウル駅から汶山までの運行時間は、従来の74分から65分へと9分短縮されることになる。さらに、ソウルと新村、一山、汶山など、計10駅で停車する急行列車を利用すると、最大24分まで短縮できるという。
京畿道は今回の京義線複線電鉄の開通により、▲ 常習渋滞区間の国道1号線・水色路の交通問題の改善、▲ 京畿・西北地域の交通利便性の向上、▲ 地域開発促進および南北統一に備えた前進基地づくりなどの効果が得られるものと期待している。
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