首都圏広域急行鉄道、具体的なロードマップ示される
投稿日d 2009-04-28 ヒット数 4729
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東灘(ドンタン)から江南(カンナム)まで18分しかかからない夢の交通手段として注目される首都圏広域急行鉄道の具体的なロードマップが示された。
今月14日、金文洙京畿道知事と道出入記者団、東灘地域の住民代表らなど、150人余りの関係者が出席した中、「GTX、首都圏交通革命 – 宣布式及び特別記者会見」が行われ、京畿道が計画している首都圏広域急行鉄道の経済性及び技術性検討の請負結果が発表された。
今回の研究請負結果には、計 145.5km区間の首都圏広域急行鉄道の導入方策が盛り込まれ、KINTEXと水西(東灘)をつなぐ長さ46.3km(74.8km.) の A路線、仁川・松島(ソンド)と清涼里(チョンリャンリ)をつなぐ長さ49.9kmのB路線、議政府(ウジョンブ)と衿井(グムジョン)をつなぐ長さ49.3kmのC路線など3つの路線が提示された。
※ ( )は、KTXと路線を共同で使う区間のことをいう。
首都圏広域急行鉄道の一日当たり平均利用需要は2016年には76万に達するものと見込まれており、経済性(B/C)が1.24と分析され、ビジネス性が十分あるものと評されている。事業費は財政事業として進められる場合、13兆9000億ウォンに達するものと報告されている。
(社)大韓交通学会の報告によると、首都圏広域急行鉄道運行の期待効果としては ▲ 一日自動車88万通行減少、▲ 年間二酸化炭素排出量150万トン削減、▲ 5800億ウォンのエネルギー消費の削減、▲ 年間7000億ウォンの交通渋滞コスト削減、▲ 26万人の雇用創出効果などがある。
この他にも、首都圏広域急行鉄道に使われる車両として、最高速度160~200km/h、 標停速度(停留場の停止スピードを含む平均速度)100km/hの韓国開発車両の優先適用、1回運行時に6両編成、KINTEXと東灘を結ぶA路線の場合、通勤時間帯5.5分の運行間隔など、車両運行の細部的な方案なども含まれている。
その間、京畿道は首都圏の交通問題解決に向けた広域急行鉄道の導入を訴え続けてきた。2008年4月大韓交通学会へ依頼し、首都圏広域急行鉄道の導入の妥当性及び経済性、技術性の検討を行った。道は、同日発表した結果を早ければ今週中に国土海洋部へ提出する方針だ。
首都圏広域急行鉄道は、京畿道が早くから着目し進めてきたプロジェクトとして、国土海洋部も京畿道の同計画を積極的に支援しており、実現可能性が高いものと見られている。同計画が国土海洋部にて政府計画として採択されると民間資本の誘致とともにプロジェクトの実行も急ピッチで進められるものと思われる。
一方、京畿道は同日の宣布式にて首都圏広域急行鉄道の名前を仮称GTX(Great Train eXpress)と命名し、今後国土海洋部と話し合いを進めるとともに公募展も行うつもりだと述べた
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