外国人の安全や言語の死角地帯をなくす

投稿日d 2008-08-26 ヒット数 5394

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– 道消防本部、「外国人消防安全動画」を4カ国で追加作成・配布 

国内に在留する外国人が日増しに増加するにつれ、京畿道の消防災難本部(チェ・ジンジョン本部長)は産業現場で働く外国人労働者の不測の事故を予防し、安全意識向上に向け、外国人消防安全教育動画を制作・配布することにした。 

消防本部によると、京畿道内に住んでいる外国人は、韓国国籍を取得している者、取得していない者を全部含めて合計21万4727人と、全国対比29.7%を占めており、このうち外国人労働者が11万6794人と、全国対比45%の高い割合を示している。 

外国人労働者の国籍もまちまちで、中国(4万9222人)が最も多く、フィリピン(1万1960人)、ベトナム(1万1253人)、インドネシア(1万906人)、タイ(9830人)の順となっている。 

すでに2007年1月、英語や日本語、中国語で外国人労働者向けの安全教育映像を制作・配布したことがある消防本部は、従来の安全教育映像にタイ語、インドネシア語、ベトナム語、モンゴル語の4ヶ国語を字幕処理し、多様な国からきた外国人との円滑な意思疎通にも力を入れている。 

特に、動画の外国語字幕は、翻訳の専門性を高めるため、大学の外国語関連学科や外国人支援センター関係者の力を借りて、なじみの少ないタイ語やインドネシア語、ベトナム語、モンゴル語を完璧に実現したという。 

消防本部関係者は、「外国人労働者の安全を確保し、安全教育の効率を高めるためには、意思疎通の限界を克服するのが何よりも重要だと思って、外国人消防安全教育動画の言語拡大を進めることにした」と述べた。 

今回制作される動画には、119(日本の110番)への通報方法や火災発生時の避難方法、消火器の使い方&映像、火傷や切断など産業現場で発生し得る事故への対応方法などが盛り込まれており、多数の外国人労働者が働いている工場や宿舎だけでなく小規模の零細工場にも配布する見込みだ。