平澤港、ヨーロッパ及び地中海をつなぐ

投稿日d 2008-08-26 ヒット数 5577

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– 欧州&地中海へ新しく就航、今月8日初入港 

京畿道は、西海港湾では初めて釜山、中国、マレーシアなどを経てヨーロッパをつなぐ航路を開設し、その初就航式を8月8日平澤港へ入港する「BUX STAR号」の船上で行うことを明らかにした。 

今回開港するヨーロッパ航路は、CMA-CGM所有の4000〜5400TEU級のコンテナ船9隻を利用し、週1航次で中国、マレーシア、トルコ、ルーマニア、ウクライナを経てヨーロッパまで運航することになる。 

就航式を行うCMA-CGM社は世界第3位の規模を誇るフランスの船会社である。外国船会社、とくにヨーロッパ系船会社の大型コンテナ船による欧州及び地中海地域をつなぐ最初の直寄航ということで、今回の就航が持つ意味は大きい。 

平澤港は今年1月西海港湾では初めて米州就航を果たした。これからは欧州及び地中海地域にまで就航することになる。 

今回の就航サービス開始は、小規模の対中コンテナフィーダー港というこれまでの平澤港のイメージから脱皮し、環黄海地域のハブ港として大きく成長できるきっかけになると思われる。また、京畿・仁川地域における輸入貨物の平澤港移転による物流コストの削減で、年間5万5000TEUに及ぶ貨物量の増加が見込まれる。 

京畿道関係者は、「今回のヨーロッパ航路サービス開設により、北中国の沿岸港湾で発生している東ヨーロッパ及び地中海地域への配送コンテナ貨物を平澤港でも積み替えることができ、平澤港の活性化が見込まれる」と語った。 

《航 路 図》