平澤港、東南アジア航路サービス開始

投稿日d 2008-08-14 ヒット数 5246

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京畿道は、今月4日から世界第39位、中国国内第4位のコンテナ船会社「SITC」が、平澤(ピョンテク)港にて東南アジア地域航路サービスを開始することを明らかにした。 

今回の就航は平澤港から初めて東南アジア地域をつなぐ航路ができたということでその意義が大きい。 

サービスを開始するSITCは、中国上海に本社を置き、韓国国内でもソウル本社をはじめ、釜山、仁川、光陽事務所を運営している会社である。 

平澤では2007年6月から中国・青島、石島との間でコンテナー船を運航しており、今回開始する東南アジア就航は、平澤港〜上海〜香港〜ハイポン〜厦門〜仁川〜平澤をつなぐ路線で、週1航次、年間2万TEUに及ぶ貨物量の増大効果が見込まれる。 

今回のサービス開始は、平澤港が従来の対中コンテナフィーダー港から環黄海圏ハブ港へと成長する良いきっかけであり、国際原油価格の高騰や内陸物流コストの増加といった諸懸案問題の解決に向け、代替港湾として企業側の注目を集められると思われる。 

京畿道関係者は、「今回の新航路サービス開設により、中国地域の港湾とも連携し、東南アジア地域のコンテナ貨物の急増が見込まれる。新規貨物量の増加を見据えて今年9月中国・厦門地域の企業を対象に平澤港説明会を開催する予定だ」と述べた。