京畿道、アジア・太平洋地域における戦略的パートナーシップ構築

投稿日d 2008-06-01 ヒット数 5000

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−カナダ・ブリティッシュ・コロンビア州と姉妹協定を結ぶ 
−新・再生エネルギー、BT、教育分野における成長を期待 

京畿道は、新・再生エネルギーやBT、教育分野の発展に向け、カナダ・ブリティッシュ・コロンビア州と戦略的提携を結ぶことになった。 

金文洙京畿道知事とキャンベルコロンビア州首相は、今月19日午後、両地域の相互発展に向けての姉妹協定調印式を行う。 

同行事は、18世紀「孝と改革の君主」と言われた正祖(チョンジョ)大王の魂が生きている上、世界文化遺産としても登載されている華城行宮にて行われ、これまで会議室などで行われた慣行から脱皮する初の革新的な行事になると思われる。両政府とも行事が行われる場所に大満足しており、今協定の意義が一層光り輝くと思われる。 

今回の提携は、対米依存度を低下させ、アジア太平洋地域との貿易増加を目指すブリティッシュ・コロンビア州の市場多角化戦略と、新・再生エネルギーやBT、教育分野における先進技術の導入を望んでいた京畿道の戦略が噛み合って実現されたものだ。 

両自治体は、今回の姉妹協定をきっかけに、住民の福祉改善と経済協力、貿易や投資、科学技術、文化芸術、観光、都市開発、環境保全、資源開発などの分野における協力と交流を増加させることにした。さらに、姉妹協定を結んだ日から1年以内に、協力事業の具体的な実行計画書を共同で設け、これを2年ごとに検討することにした。 

道関係者は、「今回の訪韓の目的は、姉妹協定の調印をきっかけに、実質的なビジネス相談を行うため」だとし、「両地域間の交流が予想より速いスピードで進められる可能性が高い」と話した。実際、コロンビア州訪問団は、州政府代表団をはじめ、原住民代表団、環境にやさしい技術使節団、教育使節団、環境にやさしい建物使節団など、計66人で構成されている。 

この中で、環境にやさしい技術使節団は、水素燃料、バイオガスなど、新・再生エネルギー分野を、教育使節団はカナダの有名大学誘致&英語教育プログラム分野を、環境にやさしい建物使節団は光教(クァンギョ)行政タウンの建築&デザイン分野について、道内の関係者らとビジネスミーティングを開く予定だ。 

調印式終了後、金文洙京畿道知事は、両地域の友好協力において重要な役割を果たしたキャンベル首相に京畿道名誉道民証を授与するという。 
京畿道とカナダ・ブリティッシュ・コロンビア州は、1997年「経済協力意向書」を締結し、この10年間深い信頼を築いてきた。そして、2007年7月から姉妹協定締結に向けて本格的な協議を行ってきた。 

同州は、2010年冬季オリンピック開催地として、カナダのアジア太平洋地域の関門として成長しつつある地域だ。この地域は、豊かな資源をもとに、先端産業の集中育成を通じて北米の経済発展をリードする中核地域ともいえる。特に、ブリティッシュ・コロンビア州は、研究開発と科学技術分野における世界的な水準の企業が多くある上、多様な研究機関に支えられ、新・再生エネルギー、ナノ科学、教育分野などの分野で強みを持っている地域だ。