WMRTコリアマッチカップのアジア予選試合、日本の葉山港で開幕

投稿日d 2008-05-27 ヒット数 5270

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コリアマッチカップ・世界ヨット大会へ参加予定の4人の選手が、今年4月に開かれたWMRTセーリングカップの1位から4位までを決定したことに続き、隣国日本でコリアマッチカップ・アジア地域予選試合が行われるなど、コリアマッチカップへの熱気が益々高まっている。 

今年6月11日から京畿道華城市ジョンゴク港で開かれる「コリアマッチカップ・世界ヨット大会」において、アジア地域に割り当てられたチケットをゲットするため、5月9日から11日まで日本の葉山港でその予選試合が行われる。 

日本の葉山港は、東京から南のほうへ約1時間ほど離れており、2003年と2004年ワールドマッチレーシングツアー日本カップが開かれた場所である。 

日本マッチレース連盟(JYMA)主催で開かれる本大会には、日本の有望主中村匠を始め9つのチームが参加するという。しかし、日本がアジアヨットの最強国であるため、実際は日本チーム同士の互角の勝負になる可能性が高い。 

アメリカスカップへ3回出場し、ワールドマッチレーシングツアーも2回開催しており、ヨットへの底流がきちんと築かれている日本は、地理的に近い隣国の韓国でワールドマッチレーシングツアーが開かれることに鼓舞しており、今回の予選試合への関心も格別である。 

これまでアジアでは、マッチレーシングといえば、日本が独歩的な存在であった。しかし、ライバルがあってこそ選手や試合のレベルもアップするので、日本のヨット界も韓国を新たな挑戦を喜んでいるようだ。 

さらに日本マッチレーシング連盟は、ワールドマッチレーシングツアー開催の経験を生かして、コリアマッチカップの成功開催に向け最大の支援を行い、それをきっかけに韓国と定期交流戦の開催も進めていきたいと述べた。 

日本がこのように積極的な態度を示す理由は、景気低迷によりここ3年間日本カップを開催できなかった状況の下、韓国で開かれる今大会をきっかけに、自国のヨットブームを復活させたいという狙いからだろう。 

一方、コリアマッチカップに出場する国内代表チームは、京畿道ヨット協会の主管で5月16日から華城市ジョンゴク港で開かれる国内予選試合から選ばれる見込みだ。