京畿「国際ボートショー」、国際的な行事開催に向けて準備が進む
投稿日d 2008-04-04 ヒット数 5360
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今年6月、京畿道(キョンギド)で行われる「国際ボートショー」「コリアマッチカップ・国際ヨット大会」が、開催まであと2ヵ月半(80日)となり、国際的な水準のイベント開催に向けて、着々と準備が進んでいる。これにより「開催まで6ヶ月の準備期間では到底無理だ」との内外の懸念を完全に払拭できた同自治体は、大会の成功に向けて、いま全力を挙げている。
金文洙(キム・ムンス) 京畿道知事を団長にした「京畿道代表団」が、今月25日から31日まで、カザフスタン・アルマトイ州や中国天津市を訪問し、友好協力に関する覚書(MOU)を締結する他、高麗人への韓国文化教育支援や平澤(ピョンテク)複合リゾート団地への投資相談などを主な内容とする地方政府レベルでの国際協力活動を積極的に展開するつもりだ。
京畿「国際ボートショー」に世界的なヨットメーカーも参加
今年1月、海外メーカー招致ワーキンググループを立ち上げた京畿道は、2ヶ月あまりの期間中に、ヨーロッパやオーストラリア、アメリカなどにおける企業を対象として、積極的に招致活動を展開した。その結果、現在(3月24日)まで、71の海外メーカーの誘致に成功した。その中には、Sunseeker(イギリス)、Princess(イギリス)、Beneteau(フランス)、Bavaria(ドイツ)、Azimut(イタリア)、Ferretti(イタリア)など、グローバル企業が多数含まれており、今大会は、世界的に見ても全く遜色のない水準の行事になると思われる。
イギリス海洋協会、オーストラリア・クイーンズランド州政府も参加意思表明
特に、イギリスやオーストラリア、ニュージーランドなど、海洋レジャー産業において先頭を走っている国々が、積極的に参加意思を表明していることが注目される。BMF(イギリス海洋協会)は、京畿国際ボートショーに参加するイギリスメーカーのために別途のプレスコンパランスまで求めてきたという。また、オーストラリア最大の海洋リゾート、ゴールドコーストがあるクイーンズランド州政府も、代表団を結成し今大会へ参加するということを伝えてきたという。さらにニュージーランドでは、貿易振興庁長自らが自国メーカーの代表を率いて参加するという。したがって、京畿道ではボートショーが開かれる期間中に別途のコンファランスとして、「イギリスの日」「オーストラリア・クイーンズランド州政府の日」などといったイベントの開催も計画している。
コリアマッチカップへ世界的に有名なセーラー多数参加
「ボートショー」と一緒に開催される「ワールドマッチレーシングツアー・コリアマッチカップ」にも世界ランキング1位のIan Williams(イギリス)をはじめ、上位10位までの有名な選手らが多数参加を申し込んでおり、今大会は、海洋スポーツの醍醐味を満喫できる、またとない良い機会になると期待される。
このうち、5つのチームがアメリカスカップチームであり、なかでも2007年アメリカスカップ優勝のEd Bard(アメリカ)と、準優勝のDean Baker(ニュージーランド)にとっては、今大会がリターンマッチになる可能性が高い。
コリアマッチカップ・アジア予選試合も興味津々
今大会でアジア地域に割り当てられた二枚のチケットは、アジア予選試合と国内予選試合を経て優勝チームに与えられる。アジア予選試合は、日本マッチレース連盟主催で、5月8日から11日まで、日本の葉山で開催することを日本側と暫定合意した。
葉山は東京から南のほうへ約一時間半ぐらい離れたところにあり、2003年と2004年のワールドマッチレーシングツアー日本カップが開かれた場所である。アジア予選試合には、アメリカスカップ4回出場経験をもつ日本のヨットスター谷路泰博や日本の新鋭セーラー中村匠選手など、日本代表チームや中国、ロシア、韓国など、最大10チームが参加する見込みで、本選試合に比べても決して劣らない興味深い競技になると思われる。
国内製作による競技艇の公開
今大会で使われる競技艇の製作もスピードアップしている。コリアマッチカップの競技艇は、世界的に有名なニュージーランドのヨットデザイナー、ブレット・ホワイトがデザインをし、ニュージーランドアメリカスカップチームの技術協力に支えられ、国内メーカーが現在製作中である。外形はすでに完成しており、部品の組み立てだけが残っている状態だ。4月14日に行われる進水式でマスコミに初公開される。
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