京畿道、2009年から富川、九里ニュータウンに着手
投稿日d 2008-02-11 ヒット数 5429
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京畿道ニュータウン事業において最初の再整備地区に指定された富川(古康、遠美、素砂)地区と、その第二の再整備地区に指定された九里(仁倉、水澤)地区における開発の青写真が公開された。
京畿道は28日午前10時、中小企業センターでニュータウン・ビジョン公開レセプションを行い、現在までに進められてきた2市4地区の地区別開発構想案を発表した。これに従い、富川市の古康地区は、環境を重視した都市、素砂地区は散策したい都市、遠美地区は成長拠点とし、九里市の仁倉、水澤地区は環境を重視した未来都市として開発される見込みである。
古康地区は、富川市梧亭区古康/遠宗洞一帯の、約177万?u規模で造成され、来る2020年に完工する予定である。環境部エコシティ試験地区に選定され、古康地区はすばらしい自然環境を活用した環境重視の居住空間創出を目標としている。
この地域はさまざまな自然や歴史的要所があり、ソウル市麻谷地区と仁川市などが隣接する地域特性上、今後はベッドタウンとしての価値があること、そして、2016年には遠宗駅が建設される予定であり、駅周辺を中心として様々な開発が可能であるという評価を得ている。古康地区の推進計画を取りまとめているジョン・チャンムMP(ソウル大教授)は、「地区内に作られる公園と、先史遺跡公園等の大規模な公園が2ヶ所造営される」とし、「環境と教育、産業等が調和をなし、環境居住都市として造成する予定」であると説明した。
素砂地区は、富川市素砂区素砂本洞一縁に、約250万?u規模で造成され、やはり2020年に完工する予定である。「散策してみたい都市、暮らしてみたい素砂」をビジョンとして掲げるこの地域は、京人古道(キョンインイェッキル)、グェアンフェジュ路等をメインの散策路に変貌させるなど、都市全体に散策する人々の行交う街路を造ることで、歩行者を第一に配慮した安全と活気あふれる都市にしていく企画である。このほか、もともと街に住んでいる人が新しい街に馴染むための対策、低出産・高齢化対策等により、地域住民が住み続けていくことができる家族都市として開発する予定である。
遠美地区は、富川市遠美、春衣、深谷、素砂洞一縁に、約213万?u規模で造成される。遠美地区は地下鉄7号線春衣駅が建設される予定であり、春衣駅を地域の中心に設定して、中央路の周辺には公共文化中心地を、遠美路周辺には生活中心地を集中して造成する計画である。遠美山と中央公園を結ぶ強力な緑地軸が構成され、春衣文化通り、ライブパフォーマンスの通り、映画/漫画通りなど、特徴のあるテーマ通りも設置される。
仁倉、水澤地区は、九里市仁倉洞、水澤洞、橋門洞一縁に、約207万?u規模で造成されるニュータウンである。この地域は、京畿道東北部と江原地域とを連結するソウルの玄関口であるが、最近、周辺地域の急激な開発により中心地としての役割が弱まりつつある。これに伴い、都市開発の目標を中心地機能の復活と環境重視の開発に置き、「生活が豊かな環境重視の未来都市」を都市計画の目標に設定した。ソウルの隣接地域であるという長所を活かして積極的な企業誘致に乗出す一方、鉄道駅を中心とする大規模な産業地区を造成する。また、グリーンベルト、王宿川、漢江当を利用した余暇空間造成により、環境重視の都市基盤を構築する方針である。
京畿道ニュータウン事業団関係者は、「各地区別の推進状況については確定することはできないものの、早いところでは、4月頃であれば再整備推進企画に関して住民供覧が実施される」とし、順調に進められれば、来る2009年末ごろには工事を始めることができるだろう」と述べた。今回発表される再整備推進計画は、住民供覧および公聴会等を経て確定される予定である。
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