京畿道・忠清南道、黄海経済自由区域に関する基本方針を合意

投稿日d 2008-01-29 ヒット数 5498

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9日、金文洙京畿道知事と李完九忠清南道知事は、京畿道知事公館において会合を開き、黄海経済自由区域の迅速な推進のため、「黄海経済自由区域庁庁舎の建設と選出する庁長の任命等」、黄海経済自由区域推進基本方針で合意した。 

この日の夕食会合は、李完九忠清南道知事が日本訪問から帰国した足で、黄海経済自由区域を迅速かつ効率的に推進する上で必要ないくつかの基本原則に関して論議するために、京畿道知事公館を訪問して行なわれたものである。 

すでに両道のあいだで事前合意があった通り、「黄海経済自由区域庁は忠清南道知事が推薦する地域に建設し、初代庁長に関しては京畿道知事が推薦した者を任命」することで改めて合意した。 

また、両道知事は、黄海経済自由区域開発企画の早期確定や、来る7月1日の経済自由区域庁開庁を目標とする推進企画団の設置、開庁準備に必要な諸般の事項等に関しても、緊密に協力して推進することとした。 

この他にも、黄海経済自由区域庁の専門性、独立性、責任性、及び、効率性を確保するために、両者が緊密に協力する一方、双方でそれぞれ意見がある場合には合意調停委員会を通じて合意・調停を行うことで合意した。今回の両道知事の合意は、両道の協力関係をいっそう強固にするものであり、今後の黄海経済自由区域開発事業が本格化するきっかけになるであろうと、期待されている。 

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[合意事項前文] 

– 黄海経済自由区域推進事業を成功に導くために – 

京畿道、忠清南道協約事項 
京畿道と忠清南道は、両地域を相生発展させる観点で推進中の黄海経済自由区域を、世界的な企業が投資を望む「魅力的で活力のある先進経済自由区域」として造成するために、緊密な協力をすることで、以下のような協約を実施する。 
1. 開発企画を早期に確定させるため、農林部、環境部、建設交通部等、関連中央部署との協議を、両道が緊密に協力して推進する。 
2. 初代黄海経済自由区域庁長は、京畿道知事が推薦した者を任命する。 
3. 黄海経済自由区域庁舎は、忠清南道知事が推薦する地域に建設する。この場合、臨時庁舎の設営、および、本庁舎の敷地は、庁舎が立地する地域において準備するものとし、本庁舎建築等、諸般の費用は両道が分担する。 
4. 黄海経済自由区域庁の組織は、専門性、独立性、責任性、効率性が確保さるよう、両道が緊密に協力して構成する。 
5. 両道間に意見がある場合には、黄海経済自由区域協議調停委員会を通して合意・調停を行う。 
6. 黄海経済自由区域庁は、2008年7月1日開庁を目標として、両道は積極的に努力する。 

2008年1月9日 
忠清南道知事 李 完 九, 京畿道知事 金 文 洙 

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