ヨーロッパに京畿道の高品質の新高梨が定着

投稿日d 2006-02-07 ヒット数 6205

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ヨーロッパの多国籍流通企業カルフールに韓国の農産物としては唯一入店 

京畿道は、昨年生産した高品質の新高梨をヨーロッパ市場に定着させるため、1月20日から1月27日までの間、フランス、ベルギー、スペインなどにある多国籍流通企業カルフール店舗298箇所において販売促進行事を行った。 

販促行事を通じた現地調査の結果、フランスとスペインの場合、現地で生産されている梨よりも味と品質の面において優れていると評価されており、現地の梨よりも高い価格の1キログラム当たり2.5〜2.85ユーロ(3千ウォンから3千5百ウォン)で販売されており、ベルギーでは400グラム一個当たりが1,500ウォン程の価格で売られ、現地の梨と競争しているなど、ヨーロッパに韓国の新高梨が定着していることが確認された。 

現地カルフールの売り場には、韓国の農産物としては新高梨が唯一、入店しているが、これは、京畿道が、農産物輸出拡大方案により、韓国内進出した大型流通業界世界第2位の多国籍流通企業カルフールを活用して2001年から持続的にヨーロッパ地域に新高梨の販促行事を推進した結果である。 

特に、昨年、孫鶴圭(ソン・ハッキュ)京畿道知事とフランスカルフールのダニエルベルナール(Daniel Bernard)会長間で農産物輸出関連了解覚書(MOU)を締結してから輸出に弾みがつき、2005年には、カルフールを通した新高梨の輸出は400トン余りに達し、大幅に輸出市場を広げてきた。 

現在、ヨーロッパ内カルフール店舗は、フランスの218店舗を含む29カ国926店舗のハイパーマーケットを運営中で、韓国には、京畿道の8店舗を含む総31店舗が運営されている。 

京畿道は今回の販促行事に先立ち、スペインにあるカルフールの輸入商SOCOMOとの商談を通し、新高梨は品質が良く独特な味で、ヨーロッパの消費者の目を引くことのできる商品なので、ヨーロッパ内カルフール店舗において安定した地位を確立できるよう協力するという約束も取り付けた。 

京畿道は、道内の優秀農産物の輸出拡大のため、 新高梨だけでなく接木サボテンや高麗人参などの輸出を計画しており、そのためにカルフールと協力してヨーロッパや東南アジア、そして中東に進出したカルフール店舗を積極的に活用する計画であり、農産物の輸出増大に貢献できるよう、市場の多辺化に努力する計画である。 

今回の販促行事に同行した楊州(ヤンジュ)梨の会長であるイ・ジェグク会長は、「ヨーロッパ販促行事で消費者たちが新高梨の味見をした時、果汁が豊富で噛んだときに爽やかな味がすると評価し、親指を立ててグッドサインを出していた」と述べながら、「しかし、現地カルフール店舗の責任者が『味に慣れるまでには多少時間がかかるだろう』と語ったのを聞き、一層積極的な市場攻略が必要だと感じた」と語った。