孫知事、アメリカで在米科学者の最大学術行事に招請され特講

投稿日d 2005-08-12 ヒット数 6056

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– 科学技術の革新こそが、韓国の生きる道であり3万ドル実現の鍵 – 

「3万ドル時代の鍵は科学技術の育成にかかっている」 

2005年8月12日、孫鶴圭(ソン・ハッキュ)京畿道知事は、アメリカカリフォルニア大学 Irvine キャンパスで開催された在米科学者の最大学術行事であるUKC(USA-KOREA CONFERENCE)に演士として参席し、次のように語った。 

在米科学者協会(会長 金グヮンフェ)の招請により実現したこの日の特講で、孫鶴圭知事は、南の1万ドル時代を脱皮して韓国3万ドル時代の門を開くための方案として、科学技術の革新を通した国家経済力向上のビジョンと戦略を提示した。 

孫知事は、先端科学技術の競争の時代にあっては、これまで行ってきた技術の模倣による先進国追いつき(Catch-up)戦略では成長動力が枯渇するほかないことを認識し、IT・BT・NTという巨大なブルーオーシャンを先占しなければならないと強調した。 

そのための戦略として、開放化・世界化の追求や、先端R&Dへの集中投資、また、科学技術人材の強国建設などが提示されており、これらを実践するための課題として、先端技術分野のグローバル企業を積極誘致、グローバルR&Dのクラスター化、部品素材の核心技術の国際競争力確保などを提示した。 

特に、儒教の名分論に対立する、実質・実用主義的思考をパターンとした実学の精神こそが、世界化・開放化時代に生きている韓国民にとって必要なのだと強調し、国家経済力強化のために全力を傾けていかねばならないと語った。 

京畿道が過去に、7世代LCDフォトマスクを最初に生産したホヤや世界水準の高輝度技術を有する3M、最久水準の真空技術を有すアルバックなどの外国先端企業の誘致に力を注いできた理由は、単なる資本誘致という次元ではなく、競争力を持った先端技術の誘致にあったことを力説した。 

これと共に、源泉技術を韓国自体内で直接に開発するための第一歩として、現在までの坡州〜水原〜平澤〜牙山のTFT-LCDクラスター、安山〜華城〜龍仁の自動車部品クラスターという世界的先端産業のクラスター構築をはじめ、10年後の成長に備えて、将来的にIT・BT・NTのハブとなる水原光教先端R&D団地と城南板橋IT業務地区などのインフラ構築に1兆7千ウォンを投資する計画だと発表した。 

併せて最近の理工系忌避現象の問題点を指摘し、これからはハードウェア構築と共に科学技術を重視する文化が定着して有能な人材が内部から成長するように政策的努力をしていく計画だと語り、 

このような意味から、在米科学者たちが韓国科学技術者と知識やノウハウを共有して先端科学技術を確保していけるよう、光教テクノバレーや板橋IT業務地区のR&Dセンターに参与できるプログラムを積極的に講究していく計画であることを明らかにした。 

孫知事は、「科学には国境がないが、科学者には祖国がある」としながら、これら京畿道のインフラが在米科学者たちの参与により情熱(Passion)と霊感(Inspiration)の場として活用されることを願い、韓国の明日を担う若い科学者たちのために、在米科学者たちが若い科学者たちの先端科学技術習得のために先端企業体験の機会を提供してくれることを懇願した。 

在米科学者たちの年例学術大会であるUKC 2005 (The 2005 US-Korea Conference on Science, 
Technology and Entrepreneurship)は、2005年8月11日(木)から13日(土)までの間、在米韓人科学技術者協会および科学技術団体総連合会の主管で開催され、 

今回のUKC2005は、孫鶴圭知事をはじめ朴基榮(パク・キヨン)科学技術補佐官、黄禹錫(ファン・ウソク)教授、チョ・チャンヒ教授など、韓国を代表する主要人士たちが参席した。 

今回の孫知事の招請特講を契機として、科学技術育成と先端企業誘致を重点課題として推進中の京畿道が、韓米間の科学技術協力の活性化に大きく貢献していくものと期待される。