新年の辞

投稿日d 2005-01-03 ヒット数 6275

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尊敬する京畿道民の皆様! 
そして3万8千余名の京畿道公職者の皆様! 

大望の「乙酉年」が明けました。 
新年早々、京畿道をはじめとする韓国の発展、そして道民の皆様のお健康と幸せをお祈りいたします。 

昨年、1年間、私たちはいろいろな出来事に出加えました。政争により国中が騒がしくなり、一般庶民たちは経済的な圧迫により、厳しい1年を過ごしてきました。 
このような葛藤や厳しい時節にも、京畿道は道民の皆様の積極的なご声援により、「世界の中の京畿道」へと向い勢いよく走ってこれました。 

SOC拡充に努力を惜しまず、国家経済の競争力強化のための土台を固め、同時に外国先端企業を誘致し、韓国の未来に備えることに精を尽くしました。 

起業しやすい環境造成のため、行政関連サービスを画期的に改善して企業の投資意欲を引き出し、より多くの仕事を作るために邁進してきました。 

公教育体制を補完、そしてグロバール的人材育成のために推進してきた「勉強しやすい学校作り」、「小規模の学校を再生」、「英語村」事業は、すでに全国的なベンチマーキングの対象となりつつあります。 

このような京畿道政が、厳しい環境の中でも揺れ動くことなく、力強く前進していけるよう支援し、また協力していただいた道民の皆様と公職者の皆様にまことに感謝いたします。 

道民の皆様! 

2005年は、民選3期の京畿道政における「収穫と実り」の年であり、韓国の今後10年を備える「希望を取り戻す元年」となるでしょう。 

私をはじめとする京畿道の公職者は、民選3期の間、汗を流しながら推進してきた事業の実りを韓国の希望に満ちた未来を切り開いていく大切な資源として活用していきます。 

今年の4月、韓国国際展示場(KINTEX)が開館、6月にはLG-フィリップスLCD工場が完工されます。 
ヒョンコク、長安、汶山などの外国人専用団地に外国の先端企業が立ち並び、ナノパップ・バイオセンターをはじめとするR&Dセンター建設も本格的に進みます。 

‘2005京畿訪問の年’を迎え、世界平和祝典、世界陶磁器ビエンナーレ、国際モータショー、高陽国際花の博覧会など、国際的な行事が続けて繰り広げられています。 

このような結果を元に、今年1年間、そして10年、20年後、韓国の国民を食べさせていけるような基盤を固めていくことこそに道政の力量を集中していきます。 

先端外国企業を誘致するとともにR&D インフラ構築にさらに拍車を加えて、国内企業の活力を高揚、他地方とのともに発展していけるよう最善を尽くしていきます。 

親愛なる京畿道民の皆様! 

最善の福祉は経済活性化とこれに通じた雇用から始まります。2005年京畿道政の最高、最終の目標を雇用創出に置きます。 

不況の時こそ、お互い助け合うことに力を集めましょう。庶民側に立ち、お互いに感動を分かち合うよう「心」のある福祉行政が必要です。 

今年1年間、京畿道は、障害・高齢・病気などの苦しさを分かち合えるよう多様な事業を繰り広げていきます。そして自活・自立などに対する支援体系を絶えず改善し続け、社会的な安全網を構築していきます。 

特に応急医療体系の改善に伴い、ファームバンク運営などを通じて、保健医療サービスの質を高めていくとともに‘京畿青年ニューディル事業’を通して青年実業問題を本格的に解決していくつもりです。 

環境政策としては、新しいモデルになりつつある環境公営制度を拡大発展して八堂上水源を1級の水にしていきます。始華・半月工業団地などの大気汚染を画期的に減らし、首都圏市民たちの暮らしの質を向上させていきます。 

家庭は希望です。家庭は幸せの泉です。家族みんなが生活価値の中心になる社会を造成するための女性・青少年・保育政策を採用していきます。 

尊敬する国民の皆様! 

今年は韓国独立60周年になる意味深い年であるとともに、屈辱的な「乙巳條約」締結100年になる年でもあります。 

乙巳條約以降、わが民族は亡国の道に追い込まれ、その傷跡はいまだに韓半島の腰を横切って二分され、悲しみとして残っています。 

独立60周年を迎える今年こそは、わが民族史うちに新たな区切りを作り、第2の独立、つまり民族の平和的な統一に向けて確実に備えていく1年になるべきです。 

特に、南北関係の改善において一番ネックになっている北核問題を必ず解決し、北韓国が改革・開放に迎えるような転機を提供するべきです。 

南北が対立している最前線であり、駐韓米軍の再駐屯地であるわが京畿道は、米軍をはじめとする他国とも緊密な協力の基盤を築き上げ、北核問題解決のための6者会談が大きく成果を上げれるようにと、望んでいます。 

また、北韓国と一番近い隣であり、統一の前進基地として南北首脳会談開催を始め、南北関係改善のための多様な努力を惜しまないことを期待しています。 

道、次元の創意的な南北交流事業を活発に推進し、開城工業団地の開発や南北経済協力活性化のため、率先して努力し続けて生きます。 

尊敬する京畿道民の皆様! 京畿道の公職者の皆様! 

乙酉年は鳥年です。夜明けを知らせる鳥の力強い鳴き声のように、2005年はわが民族史にかかっていた影を取り払い、新たな歴史の明かりを知らせる年となるでしょう。 

韓国国際展示場を埋め尽くした世界からのお客様の熱気、昼晩問わず稼動する坡州のLCD工場の明かり、世界平和祝典で鳴り響く平和と統一の合唱が、大韓民国の夜明けを知らせてくれると思います。 

もはや、私たちは葛藤や対立、対抗や二分の時代に終止符を打ち、統合と大融合の時代を切り開き、社会的な安定を模索するとともに国家経済を立て直さなければならない時期です。 

そして、2005年はわが国民に希望に満ちた希望元年にするべきです。未来に対する希望が息づく限り、今の苦難は必ず乗り越えられます。 

今年1年、‘民心の海’から‘希望の歌’がもう一度、大きく響き渡るように、私たちみんなは最善を尽くしていきましょう。 

ありがとうございます。 

新年、明けましておめでとうございます。 

乙酉年 正月 元旦 

京畿道知事 ソン・ハッキュ