京畿道 北米通商促進団、2,216万ドルの契約を成功させる
投稿日d 2004-11-25 ヒット数 6136
コンテンツ
o 京畿道、中小企業に通訳、マーケティング、通商情報など全面的に支援
o カナダ企業、野外行事用テント生産メーカーに独占権を要求
京畿道では良質の製品を作り出している中小企業11社で構成された通商促進団をアメリカとカナダに派遣し、促進団は多くの成果を挙げ帰国、関心を集めている。
京畿道は去る11月14日から23日までの10日間、アメリカのアトランタとダラス、カナダのバンクーバーなど北米市場の流通本拠地を中心に、市場性の見込まれる中小企業11社で構成される通商促進団を派遣、韓国の良質の製品を紹介し、現地で比較的高品質の製品を取り扱う流通企業のバイヤー達の注目を集めつつ活発な商談活動をアグレッシブに展開し、7,749万ドルの商談をまとめ、2,216万ドルの契約を成功させるという実績を挙げた。
北米市場では、主に中・低価格の品を販売する一般の売り場と、高価な製品を取り扱うディーラー形式の流通網がはっきりと区分されている。既存の中・低価格市場は中国や東南アジア製品が占有しており、高価な製品を扱う市場では先進国間の熾烈なマーケティング合戦が繰り広げられている。
このような状況に対し道では、良質の商品性は備えているもののマーケティングスキルの足りない企業を対象に、KOTRA(韓国貿易センター)と協力し事前にバイヤーとの渉外にあたり、インターネットを通じ事前商談を行なって現地訪問時には契約できるよう後押しするといった密着した支援を行い、アメリカの高価製品市場に進出するという実績を残した。
一方、今回の通商促進団に参加した華城(ファソン)所在の野外行事用テントを生産するメーカーである(株)デウォンレジャーはこれまで内需だけに力を注いできたのだが、今回海外市場開拓のため北米通商促進団に参加、レジャー産業の発達したカナダで多くのバイヤーからその品質を認められ、バンクーバー地域の独占権をお互いに与え合うといった提案を受けており、今後輸出販路が大きく開かれることと予想されている。
また、病院用のリンゲル液の注入装置に新技術を適用し新製品を生み出した安養(アニャン)所在のメインテックは、その製品が既存の製品に対する革新的な代替品としてバイヤーから好評を得ており、今後はアメリカ内の病院関連のディーラー達からの持続的な発注が予想される。
京畿道関係者はこれを契機に北米の隙間市場に照準を絞り、道内の良質の生産品を中心に、より一層アグレッシブに攻略していくつもりだと述べた。
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