国立慶州博物館特別展『日本の仏教美術』

投稿日d 2003-12-15 ヒット数 6229

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国立慶州博物館では12月20日(土)日本奈良国立博物館と共同主催で「日本の仏教美術」特別展を開幕する。 

韓国と日本は長年の歴史といっしょに自国の土着的な文化基盤を形成したし、一方では中国から先進文明を絶えず接しながら自国の文化を成長・発展させてきた。したがって韓国と日本の仏教美術品には中国と区別される独特の美意識がある。しかし我が国で日本の仏教美術を接する機会は少ないし、これに対する研究者も極めて制限されている。国立慶州博物館は1999年に日本奈良国立博物館と学術交流協定を締結して、学術情報及び資料交換、研究者たちの相互交流が活発に進行されているし、両国間の文化交流の一環として今回の特別展が成り立った。 

今回の特別展に出品された作品は日本の仏教美術を代表する名品で、日本が受け入れた仏教を民族的な情緒と感性で自国化させた飛鳥時代から鎌倉時代までの金銅仏・木造仏像などの仏教 彫刻、仏教絵画、金属工芸、典籍類の中で厳選した62件83点が展示され、その中で国宝8点、重要文化財26点がお目見えする。今回の展示は地方博物館で開催する最初の大規模“国外文化財国内展示”ということに大きい意義がある。 

今回の展示は仏教彫刻、仏教絵画、典籍、仏教工芸、考古品などの5個分野に分けたし、これを時代順に展示した。 

出処;2003.12.11文化観光部