今年の輸出、史上最初に 1,800億ドルを越す展望

投稿日d 2003-09-29 ヒット数 5385

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今年の輸出がウォン切り上げなどの悪条件にもかかわらず、史上最初に1800億ドルを越し、貿易収支黒字も最初展望値だった80億ドルを超過することと予想される。 

産業資源部長官は9月26日午後、盧武鉉大統領の主宰で開かれた‘貿易振興拡大会議’で、今年の輸出が1800億ドルを上回(歴代最高値:2000年1723億ドル)り、貿易収支黒字も80億ドルを超過する展望であることを報告した。 

輸出1800億ドルの上回りは産業資源部が今年の初めに展望した輸出1750億ドル(7.7%増加)を50億ドル以上上回ることでSARS、貨物連帯の運送拒否、労社関係の不安、ウォン-ドル為替の下落などにもかかわらず、内需不振による輸出拡大努力と対中国輸出の持続伸長、自動車、無線通信器機などの主要品目の好調で、8月末現在、前年同期対備16.2%増加した1,199.7億ドルを記録した。 
一方、輸入は油価上昇と資本材輸入増加などで、8月末現在、前年同期対備17.9%増加した1142億6000万ドルを記録して、貿易収支は57億2000万ドルの黒字を見せている。 

ただ、最近になってウォン切り上げ、油価上昇などの不安要因があるが、年末まで輸出好調勢がつながる展望である。 

一方、産業資源部はウォン切り上げ趨勢が続く場合、来年以後の設備投資減少による供給能力不足と中小企業の採算性悪化などの恐れがあり、この問題の解決策として‘為替変動保険の支援限度拡大’と‘オーダーメード型為替リスクコンサルティング’などを実施して、中長期的に輸出市場多変化と決済通貨の多様化はもちろん、企業経営の合理化、技術開発などを通じる輸出品の高付加価値化も積極推進する計画である。 

出処;産業資源部(Ministry of Commerce, Industry and Energy)