海外資金調達口を求めて
投稿日d 2003-06-13 ヒット数 5765
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借款費用が下落するに伴い、大手銀行と公企業などが資金作りのために海外市場へ目を向けている。
今年、海外から20億ドルの資金が工面できるものと見込まれている。しかし一斉に海外資金の借り入れに駆け出すのは借款費用を再び引き上げることに繋がると金融関係者たちは警告している。
“5月29日、4.25%という史上最低の利子率により発生した10億ドルの外国為替安定基金債権が、韓国国内銀行に債権発行のベンチマークとして作用した”と韓国銀行国際局のイ・ヨンクン局長は述べている。
“今年3月には北朝鮮の核危機とSKグローバルの粉飾会計スキャンダルにより、為替表示の為替安定債権のリスクプレミアムが高かったため海外借款が困難であった”と述べている。
“しかし、市場が安定を取り戻し、韓国の為替安定債権に対する広がりが史上最低になり、借款条件が改善された”と彼は説明している。
韓国産業銀行は、今日、日本における5年満期債権5億5千万ドルを発行する計画にあり、農協は5年満期ユローファンド3億ドルを発行するための投資説明会を今週に香港とロンドン、そしてパリにて開催する予定である。
ウリ銀行とハンミ銀行などもそれぞれ1億ドル以上の海外借款を計画している。
短期に債券を急に発行することになると利子率が再び引きあがるおそれが生じることに関連、イ・ヨンクン局長は銀行の債券発行はそれほど激しい競争にはならないだろうと述べている。
また彼は、“韓国の銀行の海外借款競争が激しくなればなるほど利子率は引きあがるだろう。しかし私はこれら銀行が十分な時間的余裕を持ちながら海外借款に乗り出すものと思う”と述べている。
銀行のみならず、その他の国営企業も債権を発行する計画だ。韓国高速道路公社は、今週中にアメリカ、ヨーロッパ、そしてアジアにおける持続的なロードショーを開催する計画にある。ナンドン発電(株)は、1億5千万ドルから2億ドル相当の10年満期債権の海外発行を計画している。
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