京畿都農業技術院、昨年安全な農・畜産物生産のための有用微生物1万1,600トンを供給

投稿日d 2022-04-13 ヒット数 212

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○ 2021年、約1万1,600トンの有用微生物を供給し、環境にやさしい農畜産物の生産および畜舎臭気の低減に貢献
○ 農業技術院、道-市・郡農業技術センター間における微生物の生産・供給基盤づくりに向けて業務協議会を開催

京畿道農業技術院が13日、昨年環境にやさしい農畜産物の生産と畜舎の臭気低減に向けて、計1万1,632トンの培養有用微生物を都内の農家に供給したと発表した。

京畿道は、2008年から乳酸菌、枯草菌、光合成菌、酵母菌など人間と環境に有益な微生物を市・郡農業技術センターの有用微生物培養室で生産し、供給を希望する農業現場に提供している。

昨年は1万9,700農家(総農家比16.3%)に対して1万1,632トンの農・畜産用有用微生物を供給した。耕種用(農業用)は1万2,769農家(64.8%)に5,363トン(46.1%)、畜産用では6,931農家(35.2%)に6,268トン(53.9%)を供給している。

農業技術院と農村振興庁が2020年度事業対象の1,590人に満足度調査を実施したところ、「有用微生物を畜舎に散布した後の臭気の低減」に関する質問には52.7%が「効果があった」と答えており、「有用微生物を家畜に食べさせた後の疾病発生率の減少」に関する質問には42.4%が「効果があった」と答えた。事業効果に対する総合的な満足度は93.5%に達している。

農業技術院は、昨年に引き続き有用微生物を供給するため、12日、環境にやさしい微生物培養室を運営している市・郡農業技術センターの担当者など45人余りを招待し、「微生物の生産・供給基盤づくりに向けた業務協議会」を開いた。

今回の協議会は、有用微生物の生産および供給に関する業務協議を通じて有用微生物の供給事業を展開するとともに、道-市・郡間の業務提携による技術普及モデル事業の問題点を発見し、事業の発展策を模索するために設けられた。

同協議会では、▲(教育)高品質な微生物の生産方法(動物衛生試験所のキム・ヒゴン博士)▲(事例発表)複合機能微生物の活用モデル事業事例(広州市のチョ・ウンヘ主務官)、微生物培養室分所の設置・運営事例(利川市のイ・スグン指導士)▲(業務協議)微生物発展協議会の年間事業推進計画の協議▲(総合討論)有用微生物の生産に関する提案および各種営農に関する情報交換・討論などが行われた。

京畿道農業技術院のキム・ソクチョル院長は、「微生物の安定的な生産・供給基盤を設けるため、微生物の品質検査と種菌の普及事業を推進するとともに、継続的な教育を推進することで市・郡担当者の力量強化に努めていきたい」と述べた。