京畿道のグローバルヒット事業、初年度から「大ヒット」…平均輸出額8.6%増加

投稿日d 2020-04-12 ヒット数 136

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○「グローバルヒット商品創出企業に対する輸出支援事業」、2019年初年度に輸出額増加に成功
―50社の輸出額の平均は前年比8.6%増加、ヒット達成企業26社は22.7%増加
○2020年、輸出有望企業50社を選び、4月より輸出バウチャー発給及び1:1担当で密着サポート

有望な出来立ての輸出企業の世界市場への攻略を手助けする、京畿道の「グローバルヒット商品創出企業に対する輸出支援事業」が初年度より実のある結果を出した。

「グローバルヒット商品創出企業に対する輸出支援事業」は、民選7期の京畿道が2019年より、道内の中小企業を名実ともに韓国を代表する輸出強小企業として育成しようと、全国自治体初の取組みで進めてきた事業である。

世界市場への進出を希望する道内有望中小企業を発掘し、「輸出バウチャー」を給付することによって、多様な海外進出支援サービスを提供し、専門性のある人材が輸出の準備から海外進出までの全過程を密着してサポートする。

初年度の2019年には、計50社を選び、2019年4月~2020年3月までの約1年間支援を行った。

その結果、昨年度の日本の輸出規制と各国の保護貿易の動きなどによって、道内企業の平均輸出額が前年同期と比べ19.8%減少したにもかかわらず、事業に参加した50社はかえって平均輸出額が8.6%増加するといった成果を上げた。

このうち、「グローバルヒット達成条件」である、輸出額の前年比7~20%増加、輸出国数2~5か国、新市場開拓のうち、二つを満たした26社の場合、輸出額が22.7%増加するという快挙を成し遂げた。

「メガネなし3Dディスプレイ」会社であるO社は、3D広報動画及び外国語カタログの製作、韓国内外展示会への参加などの事業の支援をうけ、中国・サウジアラビアなどの市場を開拓し、43万ドルの輸出成果を果たした。今年は韓―中合弁会社の設立協定(MOU)を結び、中国市場進出のための基盤を確保した。

化粧品製造会社であるS社は、前年比44%増加した125万ドルの輸出を果たした。輸出有望国への推薦や進出戦略情報を随時提供するなど、専門スタッフの手助けで「ワンホン(網紅)マーケティング」などの戦略を行ったのが決め手だ。

マスク製造会社のC社は、ルーマニア、メキシコ、マレーシアなど、多様な大陸の7か国への活路を切り開き、輸出額は前年度より96万ドル増加した。輸出商談会、バイヤー招待イベントなどを通じて輸出領域を広げた。

京畿道は、このような成果に力づけられ、2020年度の事業も積極的に行う方針だ。特に、今年2月に計50社を募集したところ、170社が応募し3.4:1の競争率を記録するなど、企業の高い関心を確認することができた。

選ばれた企業は、海外市場調査、海外認証、書類作成代行、広報・マーケティング、ブランド開発、通関など、約1,000あまりの機関のおよそ5,000種類のサービスを、輸出バウチャー(2,357万ウォン、企業自己負担30%含む)の限度内で自由に利用できる。KOTRAの129個の海外貿易館ネットワークを使ったサービスも利用できる。

そのうえ、貿易専門家に1:1で担当してもらい、企業別のニーズにぴったり合うような輸出緒課程をサポートしてもらうことになる。

キム・キュシク京畿道経済企画官は、「昨年、京畿道の積極的なサポートと参加企業の情熱で素晴らしい実を結ぶことができた」といい、「今年もニーズに合った輸出支援サービスを通じて、京畿道を代表するグローバルヒット商品創出企業として成長できるよう積極的に手助けする予定だ。」と述べた。