京畿道、K-コンテンツの活用など国際結婚移民者向け韓国語教育課程を改編
投稿日d 2021-04-15 ヒット数 182
コンテンツ
○ 様々なコンテンツを活用した「韓国語教育」と「検定試験準備クラス」を新設
○ 今年から多文化家庭の子供たちと一般家庭の子供たちが一緒に学ぶバイリンガル教育の対象を拡大
京畿道が国際結婚移民者向け韓国語教育課程を改編した。検定試験クラスを新設し、K-POPを取り入れた教育コンテンツを提供するなどわかりやすく楽しい教育を企画し、国際結婚移民者などが安定的に定着できるよう支援する。
15日京畿道によると、道は昨年、基礎クラスと特別クラス(TOPIKクラス、深化クラス等)において国際結婚移民者向け韓国語教育を実施したが、今年はそれをもとにした教育コンテンツの多様化や中級レベル以上への教育に関する関係者の意見を取り入れ、教育課程を改編した。
今回改編された教育課程では、国際結婚移民者を対象に、▲基礎クラス(100講座) ▲検定試験クラス(9講座) ▲わかりやすく楽しく学ぶ韓国語教室(21講座)など3分野130講座が行われる。約2,000人の受講対象者は、水原市多文化家族支援センターをはじめ34か所にて、3月から12月までのうち、各機関の教育スケジュールに合わせて受講する。
今年新設した「わかりやすく楽しく学ぶ韓国語教室」では、「K-ドラマで学ぶ韓国語」「K-POP歌教室」「童話で学ぶ韓国語」など教育コンテンツの多様化を図り、多文化家族が学習初期に感じる「壁」を乗り越えられるよう考案した。
検定試験クラスは、韓国語の実力が中級レベル以上の国際結婚移民者向けの課程で、本人の学歴認証と子供の教育に役立つよう考案された。
また京畿道は、今回改編した国際結婚移民者向け韓国語教育とは別に「バイリンガル教育」も行っている。これは多文化家族の子供のうち小学生を対象に親の国の言語を学べるようにするもので、多文化家庭だけでなく一般家庭の子供たちも募集し、各国の文化を理解しながら交流できる場を提供する。さらに親たちには雇用創出(国際結婚移民者を講師として採用)という肯定的な効果を期待できる。
京畿道女性家族局のイ・スンヌム局長は、「京畿道は、多文化家族の地域社会への定着と自立をサポートし、多様かつ幅広いサービスを継続して提供する」と述べ、さらに「多文化家族が韓国社会の一員として安定的に定着できるよう努力する」と語った。
教育課程の詳細については、各市・郡の多文化家族支援センターにて問い合わせできる。