京畿道、道内企業のベトナム食品市場進出の可能性を確認

投稿日d 2018-08-23 ヒット数 425

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京畿道の食品企業及び食飲料企業10社がポスト・チャイナ(Post China)であるベトナム市場進出の可能性を確認した。

京畿道と京畿FTAセンターは8~11日の4日間、ベトナム・ホーチミンのSECC展示場で開催された食品・飲料・薬品の加工・包装に関する展示会「2018国際加工・包装展示会(VIETFOOD&BEVERAGE–PROPACK 2018)」に道内10企業の参加を支援し、販路開拓を図った。

展示会に参加した京畿道内の10企業は現地で630万ドルの受注商談を行い、このうち260万ドル相当の契約を推進している。

ベトナムは全体人口の50%以上が30代未満であり、若い労働力を豊富に保有している。また、経済成長による家計所得の上昇で食品および食品流通部門も急激な成長振りを見せるなど、市場の潜在力は非常に大きい。

今年22番目に開催される今回のホーチミン国際加工・包装展示会は、ベトナム最大の食品および飲料、加工・包装関連の展示会であり、全世界20余りの国・地域から、食品原材料、加工食品、食飲料、健康食品、食材、食品容器などの関連企業が大挙して参加した。

京畿道では参加企業10社に対し、ブースの賃貸、展示物品の片道輸送、通訳の提供や移動車両レンタルなどの展示会進行に必要なサポートを実施し、販路開拓という成果を最大化するために力を尽くした。

アロニアアルブチホリアエキス(アロニアエキス)をベースに多様な健康機能食品を生産している(株)チャン・ボングンヘルスケアは、健康食品の流通販売会社3社との本格的な相談を行った結果、50万ドルの輸出契約が実現するものと見られる。

海外展示会への初参加を達成したヒュークリエイター社は「ママベイカーの手作りクッキー」というコンセプトでクッキーを展示し、ベトナムの有名な製菓メーカーと10万ドル規模の技術提携契約の締結を目前にしている。

粉末ソースの製造メーカーである(株)Kangsfood(ミスリー)は4種のトッポッキを展示し、ベトナムのほかにもタイ、フィリピンなど様々な国のバイヤーと商談を推進した結果、10万ドルのサンプル取引を進めることを協議しており、今後約20万ドル規模の物量に対する輸出契約が締結される予定だ。

ソン・ヨンウク京畿道国際通商課長は、「中小企業が自ら海外市場への販路を開拓するのは大変困難な状況だが、今後のことを考えると、進取的に新たな市場を攻略して経済領土を広げなければならない」と述べ、「京畿道は中小企業が新しい市場を開拓できるように海外支援事業に対するサポートを行っていく予定だ。」との意見を明らかにした。
 
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