京畿道、道内の河川水に含まれるマイクロプラスチック含有量について初の実態調査…都心・農村など4か所にて

投稿日d 2022-02-14 ヒット数 219

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○ 今年から、河川水に含まれるマイクロプラスチックの実態調査に着手
-道内の福河川など4つの河川に対するマイクロプラスチックの分布特性について調査
-下水処理場の放流水による河川への影響調査

京畿道保健環境研究院が、道内の河川に含まれるマイクロプラスチックの含有量調査に乗り出す。研究院設立後初となる調査であり、今年10月までに実施する計画だ。

調査対象の河川には、都心(炭川、烏山川)、農村地域(福河川)、都農複合地域(京安川)など4つが選定された。具体的な調査地点については、今月中に選定する計画で、3月から10月にかけて現場調査(潮流及び浮遊物状態等)と機器分析(マイクロプラスチックの種類及び含有量)に分けて行われる。

特に、処理方法の異なる下水処理場2か所もまた別途に調査し、放流水が河川に与える影響、季節的要因などを把握する。

研究院はこのところ、マイクロプラスチックの有害性について大衆の関心が高まっていることを受けて、道内の河川水におけるマイクロプラスチックの分布特性及び汚染源を把握し環境管理のための基礎資料として活用する計画である。

京畿道保健環境研究院のパク・ヨンベ院長は、「河川水からマイクロプラスチックを調査することは容易ではないが、道民の健康な暮らしと環境保護のためにマイクロプラスチックの実態を調査して対策を設けたい」とし、「調査を繰り返して分析員の熟練度を高め、少しずつ調査対象を拡大する」と語った。

マイクロプラスチックとは、大きさ5mm未満の合成高分子化合物をいう。使い捨て容器、ビニール類、マスクのフィルターなどから分解されたポリエチレン(PE)及びポリプロピレン(PP)成分が主に発見される。大きさが非常に小さいため、下水処理施設のろ過作業以降にも河川に影響を与え、土壌を汚染させたりこれを摂取した魚等によって人類にまで悪影響を与えている。