京畿道、中国経済規模2位の江蘇省と「共同協議体」設立、分野別実質協力を強化

投稿日d 2025-03-28 ヒット数 22

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○ 昨年6月、京畿道、中国経済規模2位の江蘇省と姉妹都市提携を締結京畿道のキム・ドンヨン知事、江蘇省の信長星書記と体系的な協力関係強化のための実務グループ設置に合意
○ 京畿道国際協力局長、姉妹提携の後続措置として中国江蘇省を訪問両地域の実務協議体「共同協議体」設立及び第1回会議開催
○ 青少年の交流、農業技術共同研究、保健医療及び気候変動環境協力、経済通商協力など具体的かつ実質的な協力を強化

京畿道と中国経済規模2位の江蘇省は27日、経済・農業技術・保健医療・気候環境などの実務協議を行う「共同協議体」を設立、今後も年に1回の定例会議を開催することに合意した。

これに先立ち、キム・ドンヨン知事は昨年6月、京畿道を訪問した江蘇省の信長星書記と面談し、京畿道と江蘇省との友好関係を姉妹提携に昇格させた。その場でキム知事は信長星書記に、両地域の協力を体系的に強化するために実務グループの設置を提案している。

パク・グンギュン京畿道国際協力局長は同日午後、中国江蘇省の外事弁公室の会議室で江蘇省外事弁公室の孫軼主任と会い、「大韓民国京畿道と中華人民共和国江蘇省間の共同協議体設立に関する了解覚書(MOU)」に署名し、具体的かつ実質的な交流協力事業を発掘・推進することを約束した。

今回、共同協議体の設立に関する了解覚書(MOU)を締結した京畿道と江蘇省は、今後毎年1回、共同協議体会議を定期的に開催することに合意し、京畿道国際協力局と江蘇省外事弁公室の主管のもと各分野の協力部署が共に会議に参加するものとした。また、両地域の懸案によって必要なときには会議を随時開催することも取り決めた。

この日京畿道と江蘇省は、共同協議体第1回会議を開催し、▲未来世代間の交流を活性化するための青少年相互訪問新規推進及び公務員招待研修、▲農業技術に関する共同研究の活性化、▲江蘇省の医療従事者招待研修の再開など保健医療協力、▲気候変化に対応するための環境協力及び今年9月京畿道で開催予定の「清浄大気国際フォーラム」に江蘇省を招待、▲上海京畿ビジネスセンター(GBC)の京畿道-江蘇省の企業間交流支援事業の紹介など多様かつ実質的な協力事項について話し合った。

江蘇省は、中国の国内総生産(GDP)最上位地域の一つで、韓国企業の中ではサムスン電子、SKハイニックス、LG電子、ハンコックタイヤ、起亜自動車などの大手企業が進出している。

また江蘇省は、韓中関係の交流協力を象徴する地域でもある。新羅時代の学者である崔致遠先生が唐に留学した場所であり、中国政府は2007年、外国人初の記念館である『崔致遠記念館』を設立した。また韓国の独立運動家である金九先生など大韓民国臨時政府の重要人物が滞在し、抗日独立運動を展開した戦場「大韓民国臨時政府史料陳列館」も江蘇省にある。

パク・グンギュン国際協力局長は、「京畿道と江蘇省は、韓国と中国を代表する経済的重要地域として2023年から友好関係を発展させようと努力してきた。昨年両地域の最高指導者が会って姉妹提携に昇格し、その後続措置として共同協議体を設立するなど実りある協力関係を築いてきている」と述べ、さらに「模範的な交流協力モデルとして共に成長し、さらには韓中関係がより一層深まるための呼び水になるとことを期待する」と語った。

江蘇省外事弁公室の孫軼主任は、「京畿道-江蘇省共同協議体の定例会議を継続的に開催し、両地域の協力潜在力を発掘し、環境・保健・公務員などの分野で実りある交流協力関係を持続・推進していけるよう期待している」と語り、「さらに青少年を対象にした多様な形式とテーマの交流活動を考案し、両地域の友好関係の美しい未来を共に切り拓いていきたい」と答えた。