京畿道、「移住者の通訳者・翻訳者」の能力を高め、外国人の住民たちの言語コミュニケーションを手助けする
投稿日d 2020-03-30 ヒット数 205
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○京畿道、2020年度「移住者の通訳者・翻訳者の能力強化のための教育事業」を実施
―道内4つの圏域(水原、安山、議政府、高揚)別、移住者の通訳者・翻訳者80人を対象に
―通訳・翻訳、労働、人権分野の能力を高め、道内移住者のコミュニケーションにおいての不便を解消
○今年より「医療通訳過程」を新設。移住者への迅速で正確な医療サービスを支援
―受講生の一部は移住者診療病院へ「医療通訳者」として派遣
京畿道は移住者の通訳者・翻訳者の能力を高めることで、言語コミュニケーションに苦労している道内の外国人住民の不便解消に乗り出す。
京畿道は「差別のない人権京畿をつくる」という民選7期道政公約の一環として、今年の4月から「2020年度移住者の通訳者・翻訳者の能力強化のための教育事業」を実施している。
「移住者の通訳者・翻訳者の能力強化のための教育」は、通釈者・翻訳者のための通訳・翻訳テクニックや法律・制度に関する教育を実施することにより、移住者の苦労相談や権利救済業務の効率性を向上させる事業で、今年で2回目を迎える。
前年度二つだった圏域(水原、議政府)が今年四つの圏域(水原、安山、議政府、高揚)に拡大運営され、圏域別に20名ずつ計80名の移住者出身の通訳者・翻訳者を対象に行われる。
教育課程は「一般通訳過程」と「医療通訳過程」などに分かれ行われる予定で、京畿道外国人人権支援センターが運営することとなる。
「一般通訳過程」では韓国語の文法クリニック、韓国語の文章力クリニック、通訳・翻訳のテクニック、勤労基準法の理解、雇用許可制の理解、セクハラ予防教育、人権感受性演習など、通訳・翻訳の分野から労働分野、人権分野まで取り扱うことになる。
特に、「医療通訳過程」は移住者の医療機関利用時の不便を解消する目的で今年から新設して運営する教育課程である。
医療通訳の需要が最も高い英語、ロシア語、タイ語など3つの言語圏の受講生を対象にした「基礎医学」「医学用語」「診療科別臨床授業」と「言語別専門教授による通訳実習」など深度ある教育を実施する。
教育修了生の一部は移住者が多く訪れる病院へ派遣され、医療通訳業務を担当する予定だ。
ホン・ドンギ京畿道外国人政策課長は「移住者にとって地域社会統合においての最大の障害は言語でのコミュニケーションの問題」とし、「今後、道内の移住者の言語による不便や不利益の発生を最小限にするため本事業を積極的に実施していく計画だ」と明かした。
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