キム·ドンヨン「より大きな平和を誓うきっかけ…」平和への道、京畿道が先頭に立つ」

投稿日d 2023-07-19 ヒット数 263

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中立国監督委員会が休戦協定以後、70年間所蔵していた休戦協定書を京畿道に渡した。

キム·ドンヨン京畿道知事は7月19日、坡州市キャンプグリーヴス内のギャラリーグリーヴスで開かれた「停戦協定書伝達式」に参加し、イボ·バージェネ(Ivo Burgener)中立国監督委員会(以下、中督委)スイス代表から休戦協定書所蔵本を受け取った。

キム知事は「休戦協定当時の写本を中立国監督委員会、特にスイス代表団に所蔵されていることを京畿道に伝える非常に意味深い日だ。こうすることで京畿道は英文の本文と地図を一緒に備えた唯一の機関になった。一般にも展示し、多くの国民が歴史から教訓を得られる良い機会になった」と述べた。

続いて彼は「今日の行事を通じて、かなり前に私たちを苦しめた戦争の惨状をもう一度振り返り、自由と民主主義のために戦ったことも記憶しながら、今後来るより大きな平和を誓う良い契機になれば良いだろう。小さな大韓民国である京畿道が平和の道を作るよう努力する。南北関係においても堅固な安保を中心に平和への道を京畿道が先頭に立って作れるようにする」と強調した。

中立国監督委員会のイボ·バージェネスイス代表は「新しく開場する展示館(キャンプグリーヴス展示館)をもう少し価値あるものにするために、少しも迷わず休戦協定書のコピーを差し上げることにした」とし「平和と安定を念願するすべての方々に良い贈り物になることを願う」と話した。

京畿道が受け取った停戦協定書の所蔵本は休戦協定直後、中立国監督委員会で協定内容を把握するために協定以後に原本をコピーした文書であり、協定文と地図で構成されている。大韓民国は休戦協定に参加していないため、停戦協定書の原本は米国、中国、北朝鮮だけにある。京畿道は、該当所蔵本は中立国監督委員会で長い間保管してきた休戦協定書であるため、歴史的価値が十分だと説明した。

休戦協定書には協定締結の目的、軍事境界線と非武装地帯、停戦の具体的措置、戦争捕虜に関する措置などの内容が盛り込まれており、朝鮮人民軍最高司令官の金日成(キム·イルソン)、中国人民支援軍司令官の彭徳懐(ポン·ドクホイ)、国連軍総司令官のマーク·ウェイン·クラークの署名が含まれている。

中立国監督委員会スイス代表団は、京畿道キャンプグリーヴス展示館に各種展示物品などを寄贈するなど、京畿北部の発展に参加してきた。代表団は休戦70周年を迎え、停戦協定書を京畿道に無償賃貸した。

この日の行事にはミゲル·ラプラント(Miguel La Plante) スイス大使代理、セバスチャン·ラーイング(Sebastian RöING)スウェーデン大使代理、パーソン·ヘルリッツ(Persson Herlitz)中監委スウェーデン代表、パク·ジョン、イ·ヨンウ、ホン·ジョンミン国会議員と坡州市および企画財政委員会所属の京畿道議員、キム·ギョンイル坡州市長も参加した。

ギャラリーグリーヴスは坡州キャンプグリーヴスに造成された展示館で、もともと民統線以北米軍が駐留していたところだったが、京畿道が展示空間として再構成し2021年から一般人にも開放した。韓国戦争に参加した学徒兵、参戦勇士、従軍記者などに対する展示と休戦協定をテーマにした展示も行っている。

今回の休戦協定書所蔵本はキャンプグリーヴス内に別途安置される予定であり、霊印本がギャラリーグリーヴス内に展示される予定だ。展示のタイトルは「三つの線」で、これは休戦協定で南北を分けた三つの線、それぞれ軍事境界線、南方限界線、北方限界線を意味する。行事終了後、直ちに民間に開放される予定であり、坡州市の臨津閣の平和ゴンドラに乗って渡れば無料で観覧できる。

一方、京畿道は停戦70周年を記念し、5月20日の平和ウォーキングイベントを皮切りに「DMGオープンフェスティバル(DMZOPEN Festival)」を開催中だ。京畿道は11月まで非武装地帯の生態·平和·歴史価値を知らせる公演、展示、学術、スポーツなど多様な行事を行う。

<写真説明1>7月19日午後、臨津閣キャンプグリーヴスでキム·ドンヨン京畿道知事、イボ·バーゼナー中立国監督委員会スイス代表が休戦協定書伝達式を行っている。