「2019アジア・太平洋の平和と繁栄のための国際大会」盛況のうちに幕を下ろす

投稿日d 2019-07-29 ヒット数 507

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○ 26日、フィリピン・マニラのコンラッドホテルにて、11か国の約300人が参加して盛況のうちに終わる

– 「日本の謝罪と賠償のみがアジア太平洋の平和・繁栄につながる道」という意を共にする

– 李在明(イ・ジェミョン)、「南と北、更にはアジア太平洋が共に切り開く平和・繁栄、京畿道が支える」

– 李種革(リ・ジョンヒョク)、輸出制裁措置を含め、日本政府に強く糾弾…平和・繁栄に対する肯定的評価も

– 梨本宮記念財団の梨本隆夫理事長など日本側の要人、頭を下げて謝罪

– 李容洙(イ・ヨンス)ハルモニとエスタリタディ・ハルモニ、李種革(リ・ジョンヒョク)委員長との特別な出会いなども達成

 

 

「2019アジア・太平洋の平和と繁栄のための国際大会」が、26日にフィリピン・マニアのコンラッドホテルにて、京畿道と北朝鮮代表団をはじめとするフィリピン、日本、中国、オーストラリア、タイ、フランス、カザフスタン、モンゴル、インドネシアなど11か国約300人が参加する中で行われたメインイベントを最後に、盛況のうちに幕を下ろした。

植民地時代の日本による強制動員の真相を究明して、性奴隷被害者の治癒方案を論議するため京畿道と(社)アジア太平和交流協会が共同主催した今大会で、参加者は日本の謝罪と賠償のみがアジア太平洋の平和と繁栄につながる道だという意を共にし、平和と繁栄を共に叶えるために共に努力していくことを決意した。

李在明(イ・ジェミョン)京畿道知事は、李華泳(イ・ファヨン)平和副知事が代読した「これからは悪循環の輪を断ち切って、平和と繁栄を共に築いていくべき時です」というタイトルの歓迎の辞を通して、「南と北、更にはアジア太平洋が共に切り開く平和と繁栄を京畿道がしっかり支えていきたい」という意を明かした。

つづけて、李知事は、アジア太平洋地域を「つながり合う唇滅びて歯寒しの運命共同体」と語り、「韓米首脳のDMZ訪問も、南北米首脳の板門店での出会いも、米北首脳が韓国側にある自由の家で会談を行ったことも史上初の出来事である。これは、対立を超えて平和の時代へ向かう、歴史の道しるべであると確信している」と述べ、また、「今国際大会が、アジア太平洋全体の平和と繁栄の誘い水になることを願っている」と強調した。

李種革(リ・ジョンヒョク)副委員長は、事前予告したとおり、日本の安倍政権の報復性輸出制裁措置を、「日帝強制徴用被害者の賠償判決に対する不服」と表現して強く批判した。

李(リ)副委員長は、「強制動員の苦痛、そして平和」という主題のセッション発表を通して、「日本が南朝鮮に対する輸出規制措置を強化いていることは、ただの経済報復ではなく、日帝強制徴用被害者の賠償判決に対する不服によるもの」と述べ、また、「これは、過去の罪に対する責任を回避して、朝鮮植民地支配の記憶を刺激して戦争可能な国を実現し、軍事大国化を進めるための本音の現れ」だと非難した。

李在明(イ・ジェミョン)知事が歓迎の辞を通して明かしたように、南と北で起こっている平和・繁栄のための変化に対しては、肯定的に評価する発言もした。

李(リ)副委員長は、「最近、朝鮮半島では、平和・繁栄の新しい気流が胎動しており、地域の平和と安定、世界平和のための非常に肯定的なムードが広がっている。わずか数年前、一触即発の戦争の恐れが常に漂っていた朝鮮半島は、1年余りの期間で、和解と平和・繁栄の新しい道に入り、世界を驚かせる驚異的な出来事が起こっている」と評価した。

つづいて、日本側の要人たちが、自国が犯した戦争犯罪に対する謝罪の意を伝えた。

日本の皇族として知られている梨本宮記念財団の梨本隆夫理事長は、「歴史は隠せるものではない。日本政府もこの普遍的真実を悟るべきである。歴史の前に、被害を受けた国と国民の前に素直に謝罪して、責任のある行動を示さなければならない」と述べ、また、「日本が過去にアジア太平洋戦争を起こして、多くの人々に多大なる被害を与えたことを、心から謝罪する」と頭を下げた。

残念ながら、今イベントは欠席となった鳩山由紀夫元総理も、映像メッセージを通して「アジア太平洋で重要な地政学的位置を占める韓半島に、平和構築の兆しが進展しており嬉しく思っている。今大会がその突破口になることを期待している」と述べた。

1部・2部に分けて行われたこの日のイベントには、李容洙(イ・ヨンス)ハルモニとエスタリタディ・ハルモニの出会いと、映画「鬼郷」のハイライト映像を背景に手紙を朗誦するパフォーマンスなども実施された。

この日、李容洙(イ・ヨンス)ハルモニは、舞台に登場して、「去る2015年、朴槿恵政権が締結した『慰安婦合意』について全く知らなかった」と明かし、未だ過去を認めていない安倍政権を強く批判した。

李容洙(イ・ヨンス)ハルモニは、イベントの合間に行われた李種革(リ・ジョンヒョク)委員長との短い出会いで、「私は、韓国でも北朝鮮でもなく、朝鮮時代に強制動員された。金正恩委員長に会って話し合いたい。日本軍性奴隷問題を解決してほしい」と述べ、北朝鮮訪問の意思を伝えた。

これに対して李種革(リ・ジョンヒョク)委員長は、「それではお越しください。そのためにはお元気でいらっしゃらなければ」とハルモニの健康を気遣った。

なお、この日のイベントには、金漢正(キム・ハンジョン)国会議員、京畿道議会の鄭大雲(チョン・デウン)企画財政委員長、張賢国(チャン・ヒョングク)平和経済特別委員長、兪炚爀(ユ・クァンヒョク)議員、金康植(キム・カンシク)議員など4名の現職道委員をはじめ、金元雄(キム・ウォンウン)光復会会長、李鍾奭(イ・ジョンソク)元統一部長官、鄭東采(チョン・ドンチェ)元文化観光部長官、李致範(イ・チボム)元環境部長官、鄭鉉栢(チョン・ヒョンベク)元女性家族部長官などが出席した。