行政区域
韓国は、東南アジア地域における経済貿易の中心地です。韓国は東西南北と中部、計5つの地域に分けられます。北には木材や鉱物資源といった一次的生産物の供給地であるロシアがあり、西には農業・軽工業、製造業の中心地である中国が、そして東には日本があります。現在、多くの日本企業はコスト削減が見込まれる地域へと生産ラインを移転しています。その地理的環境の中心を成しているのが韓国です。そして、その韓国のビジネスと産業の中心地が、首都であるソウルと、そのソウルを取り囲む京畿道です。この地域では農業から情報通信技術にいたるまで、あらゆるタイプの産業が行われています。
京畿道は、韓半島の西方中央に位置しており、韓国の首都ソウルを取り囲んでいます。京畿道は東経126度~127度、北緯36度~38度に位置し、気候は生活に適しています。北は38度線、西は黄海と接しており、東から西へ流れる漢江によって北(江北)と南(江南)に分けられ、北は山岳地帯、南は広い平野地帯になっています。京畿道の面積は10,189㎢と、韓国全体面積の10.2%を占めています。
京畿道の総面積は10,175㎢(京畿北部4,266㎢、京畿南部5,909㎢)、ソウル市(605㎢)の面積の17倍です。
全国100,341㎢の10.1%を占めており、韓国で5番目に大きいです。
ソウル市より大きい京畿道内の市・郡は、楊平877㎢、加平843㎢、抱川826㎢、華城689㎢、漣川675㎢、坡州672㎢、驪州608㎢で、京畿道の面積はシンガポールの15倍、香港の9倍に該当する広さです。