京畿道、社会的弱者層の利用施設300か所にPM2.5のないきれいな空気を提供する「クリーンエアースペース」を造成
投稿日d 2022-03-02 ヒット数 225
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○ 空気質の基準値超過、換気不能など改善が必要な社会的弱者層の利用施設300か所に計15億ウォン補助
– 環境にやさしい壁紙・フロアシート、ペンキ、レンジフードなど各施設に合わせた屋内環境改善をサポート
– 施設の屋内空気質の測定・アフターサービスにより道民満足度の向上を図る
京畿道は、汚染された屋内環境で生活している子ども、高齢者、身体の不自由な人などの社会的弱者層が利用する小規模施設に、「クリーンエアースペース」300か所を設置して屋内空気質の改善に乗り出すと2日、発表した。
「クリーンエアースペース」とは、保育園・障害者施設・養護老人ホームなど、空気質に敏感な人々が主に利用する施設の屋内空気質を測定し、改善を行う事業である。毎年、京畿道が各市・郡ごとに申請機関を募集して支援対象を選定し、壁紙・フロアシート、ペンキ、空気洗浄機などを環境にやさしいエコ製品に取り替えるのが、この事業の主な内容だ。
京畿道は、2016年に民間企業と提携して「クリーンエアースペース」事業を開始したが、2018年から本格的に予算を確保し、現在は全額道費支援事業として推進している。2016年から2021年にかけて計1,603か所の施設に支援を行っている。改善前後の空気質を測定したところ、粒子状物質(PM10)が最大51%以上低減され、利用者の満足度調査では88%の満足度を記録した。
今年は計15憶ウォンの予算を投入し、小規模の保育園・高齢者センター・地域児童センターなどを対象に、最大500万ウォン以内で屋内空気質の改善作業と品物を支援する計画だ。
支援品は、環境にやさしい壁紙・フロアシート、ペンキ、玄関のコイルマット、レンジフードであり、今年は換気洗浄機と空気除菌機など、屋内空気質の改善設備の設置を拡大・支援する予定だ。
京畿道は、まず市・郡から推薦を受けた施設を対象に、老巧度・換気の可否・カビの発生程度について現場調査を行い、屋内空気質を測定するなどして事業場の環境を分析した後、審議委員会を開いて支援対象を最終的に選定する。
各施設の利用者と相談の上、必要に応じて設置を行い、作業期間はたいてい2~3日程度となる。支援された品物に対しては、最大1年間のアフターサービス(A/S)を支援して利用者の満足度を高める計画だ。また、屋内空気質の改善前後に測定を行い、改善度について把握する方針だ。
京畿道粒子状物質対策課のパク・デグン課長は「さらなる配慮が必要な社会的弱者層の健康を守り、快適な屋内空気質を提供するため、クリーンエアースペース事業の拡大に向けて努力したい」と述べた。
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