京畿道、カーボンニュートラル・生産性向上を重視した「スマート幸福畜産」戦略を今年推進
投稿日d 2022-02-14 ヒット数 232
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○ 京畿道、2022年畜産施策推進計画策定…「道民と共に歩むスマート幸福畜産」を実現
○ 生産、福祉、共生という3大推進戦略実行のため、今年合計3,000億ウォンの予算を編成
-生産性の向上、スマート畜産の拡大、カーボンニュートラルの実現、産業動物福祉システムの強化など
京畿道は、カーボンニュートラルの実現、生産性の向上など「道民と共に歩むスマート幸福畜産」の実現のため、「2022年畜産施策推進計画」を策定、合計3,000億ウォンの予算を投資する予定であると14日に発表した。
これは最近、食料安全保障という観点から畜産分野の自給率向上についてその重要性が高まっており、FTAによる畜産分野の関税の全面的廃止、カーボンニュートラルの実現に向けてシステムの改編が不可欠である現状など、対外・対内的な環境変化に積極的に対応するためである。
これに関して京畿道は、畜産業の基盤を安定化させ新成長動力を開発(生産)、家畜も幸福な先進国型福祉畜産(福祉)、クリーンで安心できる道民にやさしい畜産(共生)の合計3種類の推進戦略を策定し、実施していく計画だ。
このため、今年3,000億ウォン規模の予算を編成し、「生産性向上およびスマート畜産の定着」、「環境にやさしい畜産の造成」、「安全な飼料資源の管理」、「新成長畜産の育成」、「安全畜産業システム構築」等の分野に注力する。
1つ目、生産性向上およびスマート畜産の定着のためには、畜産ICT融合・複合の普及、畜種別(酪農、養豚、家禽など)競争力強化等、13の事業について920億ウォンの予算を投資する計画だ。特に今年からは、各地域の実情と農家の需要に迅速に対応できるよう、畜種別競争力強化事業内に「市・郡自律予算」を別途に編成した。
2つ目、2050カーボンニュートラル推進戦略に合わせて、昨年3月より導入・推進中の「京畿道型耕畜循環農業活性化戦略」等、道民の都合に合わせた持続可能かつ環境にやさしい畜産環境の造成にも全力を尽くす。
具体的には、農家からの評価が高い密閉型畜糞処理施設、多用途畜糞処理装置の支援等、13事業に450億ウォンを投入し、「家畜幸福農場支援事業」を継続的に実施して快適な飼育環境の造成と産業動物の福祉向上に注力する。
3つ目、粗飼料の生産・自給基盤の造成と安全な飼料生産・管理のため、粗飼料の生産支援、遊休地での飼料作物の生産、潜在資源の飼料化、飼料の製造施設の品質・安全マネジメント等、8事業に120億ウォンの予算を編成した。
4つ目、馬・養蜂産業など新成長動力の育成と家畜改良による生産性向上を実現すべく、乗用馬の生産・流通支援、韓牛・乳牛の遺伝体分析、新品種の乳牛育成等、15事業に100億ウォンを投入、未来の畜産環境に先制的に対応する。
5つ目、酷暑・大雪などの各種災害に備えるべく家畜災害保険の加入支援、畜産災害の緊急支援等、6事業に240億ウォンを投入、安全な畜産業システムの構築に努める計画だ。
畜産政策課のキム・ヨンス課長は、「畜産業は農食品生産額の上位10大品目の半分を占めるほど付加価値が高く、食料安全保障の観点からも非常に重要な国家事業」と述べ、また「このため京畿道は変化する環境に対応できる未来の畜産業戦略とコア事業について発掘を続け、重点的に推進していく計画だ」と語った。