京畿道の中小企業、部品国産化を超えて世界ステージへ

投稿日d 2020-02-06 ヒット数 265

コンテンツ

〇グローバル企業連携部品国産化支援事業を通じた道内中小企業の世界市場進出
素材・部品・装備関係の中小企業の技術開発を支援し、グローバル装備企業の購入担当と連結
優秀事例であるトンウォンパーツ、事業参加後に売上額約3倍増加など著しい成長を記録
〇 2020年部品国産化及びロシアイノベーションテクノロジー商用化事業支援企業を募集
2月5日(水)~3月4日(火)京畿テクノパークホームページで告示
部品国産化の試作品製作とロシアイノベーションテクノロジー商用化費用を最大1億ウォンまで支援

輸入に依存してきた部品・装備を国内技術で開発するよう支援し、世界市場進出を支援する「京畿道グローバル企業連携部品国産化支援事業」が注目を集めている。

6日、京畿道は2016年から道内の素材・部品・装備関係の中小企業の技術開発を支援して、韓国に進出中のグローバル装備企業の購入担当と連結させる「グローバル企業連携部品国産化支援事業」を推進中であることを明かした。

国産化された部品を韓国内の顧客会社に供給するだけでなく、グローバル装備企業の海外ネットワークを通じて海外市場にも進出させることが、この事業の目的だ。

現在まで企業計94社を支援し、この事業を通じて海外市場へ進出する道内の中小企業も徐々に増加している。そのなかで最も成功した事例といえるのが、京畿道始興市にあるトンウォンパーツだ。トンウォンパーツは、半導体製造工程段階の一つである化学気相成長(CVD、Chemical Vapor Deposition)用部品を生産する企業で、2016年に部品国産化支援事業を通して、輸入に依存してきた製品の国産化に成功した。

これを受けて、京畿道はトンウォンパーツを米グローバル半導体装備企業であるラムリサーチの購入担当と連結させ、ラムリサーチはトンウォンパーツ製品の品質と価格競争力を認めて、相当の量を購入すると確定した。トンウォンパーツは、ラムリサーチのパートナーとなって以降、売上額が356憶ウォンを記録し、事業参加前よりも3倍増加を達成した。また、121人を追加雇用するなど、事業規模も急速に成長している。特に、2016年4千万ウォンに過ぎなかった輸出額が、2019年には約34億ウォンになり84倍増加するなど、海外市場進出の機会を得て、目覚ましい成長を記録している。

「グローバル企業連携部品国産化支援事業」は、昨年からロシアイノベーションテクノロジー商用化事業を併行して推進している。第四次産業の技術強国であるロシアのイノベーションテクノロジーと道内の中小企業の商用化技術をマッチングする事業で、昨年10月に京畿ロシア技術協力センターを開所し、技術マッチングのプラットフォームとしての役目を本格的に務めている。

京畿ロシア技術協力センターは、先端源泉技術を保有していながらも、資本と商用化技術がなく手を焼いているロシアの企業と、源泉技術がなく困難をきたしている道の中小企業が力を合わせて、両方が共に成長できるようサポートする実質的な支援機関の役割を果たしている。

京畿道は、2020年部品国産化及びロシアイノベーションテクノロジー商用化事業の支援事業を、5日から翌月4日まで募集する。選抜された企業は、部品国産化試作品の製作とロシアイノベーションテクノロジー商用化の所要費用の支援を、1企業当たり最大1億ウォンまで受けられる。

申請対象は、道内に本社または工場がある半導体、ディスプレイ、自動車、第四次産業関連分野の中小企業で、グローバル企業の購買確認書と推薦書を提出し、グローバル企業との連携性を証明する企業には評価を優遇する計画だ。

参加を希望する企業は、京畿テクノパークホームページ(http://gtp.or.kr)やegbizホームページ(www.egbiz.or.kr)を参考にして関連書類を作成し、京畿テクノパーク(031-500-3022)を訪問または郵便・オンラインを通して申請できる。

道の関係者は、「素材・部品・装備の海外依存度が高いと、世界市場で韓国企業が宣伝しても利益は海外企業に独占され、危機状況が発生した場合に柔軟な対策を講じるのが困難だ」と述べ、「グローバル企業連携部品国産化支援事業を通じて、道内の企業の海外進出や投資誘致の基盤を構築して、先端企業の国産化を進めていきたい」と語った。