第11回DMZ国際ドキュメンタリー映画祭、20日高揚キンテックスで開幕!

投稿日d 2019-09-23 ヒット数 306

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○20日(金曜日)夜7時,高揚市キンテックス第2展示場の6Bホールで開幕式
‐46か国152作のドキュメンタリー祭典の場
○ペ・スビン、リュウ・シヒョンの司会で開幕式が進行
○パク・ソヒョン監督の『砂漠を越え湖を過ぎ』を開幕作として上映
○22日20時30分『Made in China-その日、その海』キム・ジヨン監督,キム・オジュンGV参席

第11回DMZ国際ドキュメンタリー映画祭が、20日午後7時に高揚市キンテックス第2展示場の6Bホールで開幕する。

この日行われる開幕式を始めとし、46か国から出品された152作のドキュメンタリー映画を楽しめる祭典の場が、来る27日から8日間繰り広げられる。

開幕式の司会は、第3回DMZ国際ドキュメンタリーの広報大使であった映画俳優のペ・スビンと芸能人のリュウ・シヒョンが担当する。

主要来賓は、京畿道議会のキム・ダルス(金達洙)文化体育観光委員長など9人の道議員と、キム・ドンホ(金東虎)釜山国際映画祭名誉理事長、映画振興委員会のオ・ソククン(呉奭根)委員長,映画俳優のムン・ソングン(文盛瑾)とバン・ウンジン(方銀珍)、映画監督のチョン・ジヨン、イ・チュンヨン映画人会議代表、ヴィムクティ・ジャヤスンダラ、アンケ・レベケなど9名の審査委員が揃う予定だ。

また、国内外から招聘された50人あまりの映画監督と映画関係者、招待ゲスト、そして約1,000人の観客も開幕式に参加する。

開幕式では、5人組のクラシカルアンサンブルContempo DivoとMightyのビートボックスコラボで披露する「恋しい金剛山」と「ラグヨ」を編曲した公演に続き、開幕作として選定されたパク・ソヒョン監督の『砂漠を越え湖を過ぎ』に出演した 20人の青年による特別音楽舞台が繰り広げられる。

続いて、開幕作『砂漠を越え湖を過ぎ』が上映される。休戦国である大韓民国の青年たちが思う平和を、盛り上がる軽快なメッセージとして伝えるこの作品は、韓半島最南端の木浦駅からベルリンまでの鉄道旅行という映画のような想像から始まる。

「今ここで平和しよう」という意味の自発的団体「Let’s peace」を結成した青年たちは、各停車駅で万国公用語である歌とダンスで平和を語りながら、彼らなりの視線で平和と向き合うという話の構成になっている。

韓国映画100周年記念、韓国ドキュメンタリー上映と展示など多彩な企画

世界唯一の分断国家に位置したDMZとドキュメンタリーが出会うDMZ国際ドキュメンタリー映画祭は、2009年に第1回を始めて以来、「平和、疎通、生命」の価値を伝えるドキュメンタリー祭典の場として位置づけられている。

特に、今年で第11回を迎えるDMZ国際ドキュメンタリー映画祭は、これまでのどの年より豊かで多彩なドキュメンタリー作品で多くの関心を集めている。韓国の優秀なドキュメンタリーをはじめ、世界映画祭受賞作を一早く鑑賞できる「DMZオープンシネマ」作品などが目に留まる。

「DMZ POV:ドキュメンタリーに出会う」では、韓国映画100周年を迎え、『アジアドキュメンタリーの地形図:韓国ドキュメンタリー50個の視線』を通して、記者と批評家が選定した55作の韓国ドキュメンタリーの中から10作品を映画祭で上映する。

ドキュメンタリー専門産業プラットホーム「DMZインダストリー」新設

今年新設されたドキュメンタリー専門産業プラットホーム「DMZインダストリー」も映画祭開催中の9月23日(月)から26日(木)までの4日間、坡州の紙之郷で開催される。

ドキュメンタリー企画・開発から完成まで、製作、投資誘致、後半作業、配給に至るまで全過程を取り仕切る「DMZインダストリー」に関するドキュメンタリー製作者や関係者の高い関心を証明するかのように、歴史、女性、南北、家族、時代事件など多彩なテーマと新しい視点が引き立つ作品が集まり、その中で合計40作品が最終的に選定された。

最終的に選定された作品は、DMZインダストリーを訪ねる韓国内外の主要産業関係者との緊密な交流を通して、実質的なビジネス機会を設けられると期待される。

観客に話しかける、ドキュメンタリートークイベント「トダクトダク」とオープンシネマ野外上映

開幕式に続き、9月27日(金)までの8日間、メガボックス白石、高陽ベラシタ、坡州ロッテアウトレットのロッテシネマなど主な上映館では、様々な特別企画と附帯イベントが開かれる。

特に今年は、観客にもう一歩近づき、ドキュメンタリーの面白みを感じることができる企画が目立つ。

今年新設された「DMZトダクトダク」は、ドキュメンタリー上映後に観客とのトークを通して積極的に観客が参加する場である。

まず、9月21日(土)11時、世界的なドキュメンタリーの巨匠「ヘレナ・トシェスティーコヴァー」の『マロリーの受難』上映後、観客との対話の時間を設ける。

特別展のため来韓する監督に、映画世界観と作業過程に関して聞くことができる特別な機会になるであろう。

また、『ザ・ロック』、『ブロークン・アロー』、『アルマゲドン』など我々がよく知っているハリウッド超大作映画にサウンドエディターとして参加した「ミッジ・コスティン」が映画祭を訪れ、映画のサウンドに関する実用的でありながら興味の沸く講演を行う予定だ。9月22日(日)11時『メイキングウェイブ:映画サウンドの芸術』上映後にミッジ・コスティンに会える。

同日9月22日(日)午後8時30分には『Made in China-その日、その海2』が、この映画祭で初めて公開される。キム・ジヨン監督、そしてプロデューサーとして参加した「ニュース工場」のキム・オジュンが共に観客との対話の時間を設ける。

映画祭期間中である9月21日(土)~26日(金)には、高陽市ベラシタ野外芝生広場で無料でドキュメンタリー野外上映も開催される。

「バングラデシュ映画の夜」開催

バングラデシュ初代大統領の娘であり、現職総理であるシェイク・ハシナに関するドキュメンタリー『ハシナ:バングラデシュの娘(Hasina: A Daughter’s Tale)』の上映を記念し、「バングラデシュ映画の夜」イベントが9月21日(土)午後20時に開催される。

バングラデシュ電力・エネルギー・鉱物資源省長官を経て、名誉長官として活動しているナスルル・ハミッド・ビプ(Nasrul Hamid Bipu)などバングラデシュの主要政治家及びアバダ・イスラム駐韓バングラデシュ大使などが参席する予定だ。

9月27日(金) 第11回映画祭閉幕式

9月27日(金)午後19時、高陽市ベラシタメガボックスで開催される閉幕式では、大賞の白雁賞をはじめ、今年新設された「ADF文化賞」3作品や「DMZ芸術貢献賞」を含む計16部門の授賞が行われ、第11回映画祭の華麗な幕が降ろされる。

一方で、この日開幕式は当初、坡州臨津閣望拝檀の駐車場の特別舞台で開催される予定であったが、「人同士の接触」によるアフリカ豚コレラ(ASF)の拡散可能性のもとを遮断するため、会場を高陽キンテックス第2展示場に変更し、最高レベルの防染システム下で行われることとなった。

これに伴い、映画祭の附帯イベントとして20日から21日まで坡州臨津閣と都羅展望台、第3地下トンネル一帯で開催予定であった「DMZドキュメンタリーロードツアー」と「FAMツアー」はキャンセルとなり、DMZオープンシネマも縮小して高陽市一帯でのみ開かれる。