京畿道の中小企業、ASEANの核心地域であるタイ・ミャンマー市場攻略

投稿日d 2019-07-03 ヒット数 257

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○ 京畿道FTA活用ASEAN市場開拓団、6月24日から4泊6日間タイ・ミャンマー訪問

○ 10社派遣、契約推進137件799万ドルの成果達成

 

 

ASEAN市場開拓を図り、6月24日からタイとミャンマーを訪問した京畿道「FTA活用ASEAN市場開拓団」が、137件799万ドル規模の契約推進実績を達成して、6月29日に帰国した。

市場開拓団にはタイとミャンマー市場への進出を希望する中小企業10社が参加して、京畿道は現地バイヤーとの事前マッチング、相談の場、通訳等を支援した。

京畿道市場開拓団は、4泊6日間にわたりタイ・バンコクとミャンマー・ヤンゴンを訪問して輸出相談会を開き、タイ・バンコクで51件539万ドル、ミャンマー・ヤンゴンで86件260万ドル規模の契約推進成果を収めた。

東南アジア市場への輸出拡大を夢見る㈱ウェルテックコリアの水素水生成器と浄水器製品は、その卓越した性能と商品性によって現地バイヤーから好評を得た。特に、3年前に取引が中断されたバイヤーと相談会で再会して、年間100万ドル相当の輸出の業務協約締結にも成功した。

キッチン用品会社である㈱Queen-Artは、東南アジアの韓流熱風により、タイとミャンマーバイヤーから多くの関心を集めた。㈱Queen-Artは、中国製品を輸入してタイのテレビ通販とオンラインショッピングモールに流通している企業と相談を行い、具体的な製品ラインについて意見を交わして、サンプルテスト後に具体的な契約について議論することになった。

今回、市場開拓団に参加した㈱ジンソンエネテックのハン・チャンジェ代表は、「京畿道の市場開拓団支援事業は、人材と情報が不足している中小企業の海外市場進出に大きく役立っている。相談に敵したバイヤーを積極的に招待してくれたおかげで、多数の企業が良い成果を得ることができた。」と述べた。

オ・フソク京畿道経済室長は、「米中の貿易争いなど通商分野における困難が続く中、市場開拓団のASEAN市場訪問は、輸出多角化の推進が不可欠な道内の輸出企業にとって特に意味深いものだ。日増しに購買力が向上しているASEAN市場を攻略するため、今後も京畿道中小企業を積極的に支援していきたい。」と語った。

ASEANは、1967年8月にフィリピン、マレーシア、シンガポール、インドネシア、タイの5か国が会員国として発足した東南アジア地域の協力機構で、現在はベトナム、ブルネイ、ラオス、ミャンマー、カンボジアなど10か国が参加している。2015年12月には、人口6億3千万人の単一市場(ASEAN経済共同体、AEC)を発足して、ASEAN地域内の道路、鉄道、港湾、都市交通などのインフラ投資に、韓国企業の参加機会が増加することが期待されている。京畿道は、ASEAN市場先占のため、インドネシア、シンガポール、ベトナム、ミャンマー、ラオス、タイなどのASEAN国家を訪問して、交流協力を強化してきた。