京畿道、国会で「非武装地帯(DMZ)を世界遺産に」をテーマに学術シンポジウム開催

投稿日d 2019-04-24 ヒット数 313

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京畿道が23日、非武装地帯(DMZ)の世界遺産的価値にスポットライトを当てるため、「非武装地帯(DMZ)を世界遺産に」をテーマに国会図書館で学術シンポジウムを開催する。

企画財政委員会のチョン・ソンホ委員長、安敏錫(アン・ミンソク)文化体育観光委員長など46名の国会議員が共同で主催し、京畿道(財)京畿文化財団が主管する今回の学術シンポジウムには、ユネスコ世界遺産委員会の諮問機関である国際記念物遺跡会議(ICOMOS)、国際自然保護連合(ICUN)専門家と、ユネスコ生物圏保存地域(MAB)専門家、国立文化財研究所長、各界の専門家、官・民の研究所及び団体関係者300名余りが参加する予定だ。

シンポジウムはチェ・ジョンドク国立文化財研究所長の「南北文化財交流協力の推進現況と課題」に関する説明に続き、4つのテーマ発表が行われる予定だ。4つのテーマは、▲非武装地帯(DMZ)に対する南北の観点、その変化と今後の流れ(亞洲大学 統一研究所 チョン・デジン教授)、▲非武装地帯(DMZ)の生態の世界遺産的価値(カトリック大学 チョ・ドスン教授)、▲非武装地帯(DMZ)の近代文化財の現況と活用方策の検討(京畿大学 アン・チャンモ教授)、▲非武装地帯(DMZ)の世界遺産登録に向けた北側との交流計画の提案(南北歴史学者協議会 シン・ジュンヨン事務局長)だ。

テーマ発表後には、東国大学のイ・ヘウン碩座教授の進行で、国家安保戦略研究院のチェ・ヨンファン対外戦略研究室長、江原大学のウ・ギョンシク教授、檀国大学のキム・ジョンシン名誉教授、南側民族和解協力汎国民協議会のイ・ヨンドン執行委員長らが参加し、総合討論が行われる予定だ。

非武装地帯(DMZ)の世界遺産登録の推進は、民選第7代京畿道が掲げた約束であり、道は、これは非武装地帯(DMZ)内の発掘と保全のために必要な事業であると考えている。京畿道は3月、非武装地帯(DMZ)の保存・管理と世界遺産登録を南北共同推進中央政府の政策課題に含めて欲しいと文化財庁に建議している。現在は、非武装地帯(DMZ)の世界遺産登録に向けて文化財庁と協力方策を議論中である。

京畿道には現在、水原華城と南漢山城、朝鮮王陵(40基中、31基)の3つのユネスコ登録世界遺産がある。