旧ソウル大農生大学に個人創作者のための空間が誕生

投稿日d 2019-02-15 ヒット数 329

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旧ソウル大学農業生命科学大学(以下、農生大学)の建物の一つである林学林産学館が、個人創作者のための空間に変身する。

京畿道は30日、道が今年60億ウォンの予算を投入し、空間の企画及び設計作業が終わり次第、早ければ今年7月から農生大学の林学林産学館の改造工事を始め、来年3月には「メーカースペース」を新たに開館する計画を明らかにした。

メーカーとは、デジタル機器や様々なツールを使用して自身のアイディアを実現する個人創作者を指す。メーカースペースは、メーカーが製品やサービスを創作・開発し、アイディアを実現できる設備を支援する空間である。

林学林産学館は水原市勧善区西屯洞にある旧ソウル大学農業生命科学大学の建物で、地上3階、3,050㎡の広さである。道はここに制作実験室、共同作業室、体験室、製作品展示場などを構成し、3Dプリンター、レーザーカッター、CNCなどの先端設備や木工、金属加工機などの様々な設備を具備する一方、道民であれば誰でも利用できる開かれたスペースとして運営する予定だ。

京畿道は、旧ソウル大農生大学の敷地を市民誰もが楽しむことができる憩いの場であり、複合文化空間である京畿想像キャンパスとして造成した。現在まで農生大学の22の建物のうち、7の建物をリモデリングして青年(若者)の創業・創作を支援するための空間及び道民の文化享受の空間として運営中だ。2016年6月の開館後、現在まで累積訪問客数が計43万人余りを記録するなど、京畿道を代表する複合文化空間として位置づけられている。

オ・フソク京畿道文化体育観光局長は、「林学林産学館は当初、メーカースペースの造成のためにリモデリングが予定されていた場所で、空き建物という点から一部誤解された側面もある」と述べ、また「この空間にメーカースペースを造成し、第4次産業革命に備えたメーカー文化を、京畿道全域に波及・拡散する役割を担うことを期待している」と語った。