道、PM2.5の重金属濃度をリアルタイム公開 … 全国の自治体で初

投稿日d 2019-01-29 ヒット数 322

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京畿道は16日から韓国の自治体で初めて京畿道大気汚染情報システムのホームページ(http://air.gg.go.kr)を通して、鉛(Pb)、カルシウム(Ca)などPM2.5に含まれた重金属成分の濃度をリアルタイムで公開する。

リアルタイムの公開は、最近相次いで発生している黄砂及び高濃度のPM2.5に含まれた重金属濃度に関する正確な情報を提供することで、道民が感じる漠然とした不安を解消し、PM2.5に積極的に対応できるようにするためのものである。

ホームページを通して公開される資料は、平沢市安仲邑の「京畿道大気成分測定所」で測定されたもので、大気中のPM2.5に含まれる鉛、カルシウム2種類の重金属成分の「時間別濃度」や「24時間平均濃度」などの形で提供される。

鉛は主に産業活動時に排出される汚染物質で、人体に筋肉麻痺、精神障害などを誘発する場合があるため、国内外の大気環境基準に含まれており、カルシウムは土壌に多く含まれている物質で、中国から流れる黄砂の影響を把握できる金属成分であるが、人体の有害性はない。

道は、リアルタイムの公開を通してPM2.5に含まれた重金属に対するより正確な情報提供が可能で、道民がより積極的にPM2.5に対処できるようになると期待している。

ユン・ミヘ京畿道保健環境研究院長は、「公共情報を一つ一つ公開することで、道民と共有する参加コミュニケーションを実現するためにPM2.5に含まれた金属成分の濃度を公開することになった」と述べ、また「道民中心の情報コミュニケーションを通して、道民が感じる漠然とした不安を解消し、道民の目線に合わせた行政サービスを実現していく」と語った。

一方、道は京畿道に流入する大気汚染物質と西海岸に密集した火力発電所などの影響を正確に把握するため、昨年から平沢と抱川に京畿道の大気成分測定所を設置・運営している。

道は今年、京畿道の東部・西部地域に大気成分測定所2か所を追加で設置し、PM2.5の発生原因を究明するための研究を進めていく一方で、道民の健康を守るための成分公開も進める計画だ。