南漢山城も万里の長城のように…道、南漢山城の観光名所化を推進
投稿日d 2018-10-12 ヒット数 389
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京畿道がユネスコ世界遺産の南漢山城を世界的な観光名所にするため、代表的な祭りを発掘し、夜間の観光を活性化することにした。また、南漢山城博物館、城外の駐車場、小規模な公園のような基本インフラに対する投資を拡大する。
30日の道の発表によると、京畿道はこのような内容を含んだ「世界遺産・南漢山城の名所化推進計画」を用意し、2022年までに196億3千万ウォンを投入する予定だ。
まず初めに世界遺産のコンテンツ活用および活性化と関連して、道は2019年から毎年10月に「世界遺産南漢山城文化祭」を開き、2020年からは6月に、「南漢山城ユネスコ世界遺産登録記念祭り」を開催する計画だ。10月の祭りは山城ストーリートレッキング、軍事訓練および武芸広場、世界の衣装・服飾・食べ物体験広場などのプログラムを、光州市と共同で開催するという内容だ。6月の祭りは、2014年6月のユネスコ世界遺産登録を記念する祭りとして、6月中の3日間を世界遺産登録週間と定めて山城マラソン大会、南漢山城国王行列再現、シンポジウムなど20余りのプログラムを行う。
また、道は南漢山城内の行宮と外城、甕城などの城全域を様々な公演や体験空間として活用するオープンミュージアム事業も推進する。このために道は来年、2億8千万ウォンを投じて文化財の開放に応じた報酬と保存措置を取ることにした。
二つ目に、南漢山城の歴史文化的価値の再照明分野の中核事業である南漢山城博物館の建立だ。道は2022年までに280億ウォンを投資し、光州市南漢山城面山城里987番地一帯の2万8,582㎡の敷地に、地下1階から地上2階建ての博物館を建設する計画だ。ここには展示室、収蔵庫、歴史文化資料室はもちろん、公演場やVR/AR体験館が入り、南漢山城の歴史体験や公演、講義などが行われることになる。この他にも道は来年、餅つき、鍛冶屋などの伝統文化を体験できる伝統工房3ヵ所をモデル造成し、これを徐々に拡大する方針だ。
三つ目に、滞在型観光の拠点化に向けて夜間観光を活性化する。道は来年から南漢山城行宮と守護将台など、南漢山城一帯に夜間照明を設置して青紗提灯朝鮮男女、ミステリー行宮など、夜間の散策プログラムを運営する計画だ。2020年には演劇、マダン劇、国楽公演なども実施して夜間観光の趣を加える方針だ。また、南漢山城内の長慶寺などの寺院や南漢山小学校などを活用した1泊2日の体験プログラムを準備する一方、近くの土地を買い入れて滞在型の宿泊施設を造成する案も推進することにした。
四つ目に、車のない山城都市の造成に向けて城南市の陽地近隣公園一帯に900台規模の地下駐車場を造成し、電気シャトルバス、ケーブルカー、熱気球、モノレールなどの代替交通手段を導入する案も検討することにした。
最後に、道は地域住民が城内に居住する南漢山城独自の特徴を生かして、南漢山城内の山城里村の住民が交通および駐車管理、環境美化、ローカルフード販売などが行える社会的協同組合を構成するように支援するなど、住民との協業システムも構築する方針だ。
京畿道南漢山城世界遺産センターの関係者は、「南漢山城は現在も年間320万人余りにのぼる訪問客が訪れる観光名所である。南漢山城の価値と名声が全世界の人々に伝わるように、世界遺産文化財の管理と保存、多様なコンテンツ開発を通じて世界的な観光地にする」と話した。
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