外国人患者8年ぶりに5.6倍に増加… 国際医療事業が実を結ぶ
投稿日d 2017-12-29 ヒット数 365
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京畿道が2009年に国際医療事業を始めて以来、8年ぶりに5倍を超える外国人患者の誘致に成功し、産業的にも意味のある成果を収めたことが分かった。
2009年に京畿道を訪れた外国人患者は1万1,563人だったが、2016年末の外国人患者数は5万5,112人で、5.6倍増加した。年平均27.3%を超える高い成長率を見せ、同期間の診療収入は、2009年の69億ウォンから、2016年には1,139億ウォンと16.5倍に増加した。
外国人患者とは、京畿道に登録された356ヶ所の外国人患者誘致登録医療機関で入院治療を行った患者を指す。国内居住の外国人は対象から除外される。
国別に見ると、カザフスタンが2,650人と、2009年の28人に比べて94倍増え、最も高い成長率を示した。ウズベキスタンは12人から789人と66倍に、ロシアは67人から2,932人と44倍に増えた。
京畿道は、このような成果の原動力として、道レベルで行われた地方政府間の医療交流を挙げている。
京畿道は、2010年にロシアのハバロフスク州をはじめ、CIS諸国(独立国家共同体)、ベトナム、インドネシア、中国など12ヶ国、21の地方政府と22件の保健医療協約を締結した。このような地方政府間の保健医療協力は、道内の医療機関と海外の医療機関との間の80件以上の診療協約につながり、両機関間のカンファレンスや学術大会への参加、患者の依頼、患者の流入増加などの成果を出した。
地方政府間の保健医療協約における後続事業として、京畿道は海外医療関係者の国内研修支援事業も手掛けているが、これにおいても研修事業志願者が増加し、国際医療事業の成功を導いている。
医療関係者の研修は、単に先端医療技術を見せることではなく、最新の医療技術を体験した医療関係者が本国に戻り、京畿道に患者を送るという点において意味がある。
京畿道は、2018年に国際医療事業実施10周年を迎え、医療交流地域と対象を拡大するなど本格的な外国人患者の誘致に乗り出す計画だ。
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