「京畿千年」の意味と価値が込められた…オンライン写真展示会

投稿日d 2017-11-24 ヒット数 326

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2018年は、京畿という名が定められてから千年を迎える年だ。「京畿」は、1018年(高麗顕宗9年)当時に首都だった開京(ケギョン)外郭の赤県、交河などの13郡・県を「京畿」に命名したのが始まりだ。京畿千年についての歴史的価値を振り返り、これに対する地域社会のコンセンサスを形成するため、京畿道民をはじめとする全国民が、自分の周囲にある昔のものを探して情報を提供するイベントを2017年9月20日~10月23日まで実施した。出品作の中から、京畿道との関連性、遺物の製作・使用時期、保存状態、原型の傷の有無、希少性などを総合的に考慮して京畿道博物館専門委員によって選定された作品のオンライン写真展示会が実施された。
展示会

専門家が選んだBEST5

京畿道民証

• 京畿道民証
1952年度に発行された京畿道の道民証で、写真と拇印がしっかり残されている。当時発行された道民証が残っているのは珍しく、状態も比較的良好で、道民の生活を見せてくれる貴重な資料です。

アイロン

• アイロン
鉄のアイロンとアイロン台がセットになっており、取っ手が付いた蓋を開けて中に炭火を入れるよう作られています。光復(日本による植民地支配からの解放)後に使用されたものと推定されます。現在まで残っているのは珍しい方です。

陶磁器

• 陶磁器
青華顔料でボタンの花の模様が大きく描かれ、裏面に緑色の酸化クロム顔料で蝶や草の模様が描かれた白磁青華牡丹文壷です。日本の植民地支配時に日本の陶磁技術で製作され流行した磁器で、板の間や配膳室の米びつの上に置かれ、各種醤(調味料)類や穀物を保存する用途に使用されました。

ミシン

• ミシン
現在残っているミシンは使用者の便利のため座式に変えられるなど改造されたものがほとんどですが、このミシンは足踏み、上板、取っ手などが改造されず原型の状態がそのまま残され、保存状態がとても良好です。

羅針盤

• 羅針盤
地相師たちが風水を見たり方向を確認する時に使用した円形の羅針盤です。中央に指針があり、5層の同心円に分けられ、24方位などが表示されています。

昔の本

書冊

• 書冊
考えや事実、絵、写真で表した紙を一定の順序で繰って表紙を付けた本

詩伝

• 詩伝
詩経の主な文句を簡単に解説した本

古書

• 古書
とても昔に刊行された本

昔の厨房道具

挽き臼

• 挽き臼
主に、穀物を挽いて粉にする時や水にふやかした穀物などを挽く時に使用

臼

• 臼
人の力で穀物をつく時、調味料をひく時、みそ玉麹や餅をつく時に使用する用具

真鍮の器

• 真鍮の器
真鍮でつくった器

昔の家具とミシン

米びつ

• 米びつ
米を入れる容器

ミシン

• ミシン
役に立つものを作るため、針に糸を通して布・革・紙などを仕立てたり縫うための道具

たんす

• たんす
収納用家具の通称、または、たんすと棚の総称

昔の銅貨と貨幣

銅貨

• 銅貨
79~80年代に使用された1ウォン、5ウォン、10ウォンの銅貨

常平通宝

• 常平通宝
朝鮮時代の代表的な金属貨幣

88オリンピック記念貨幣

• 88オリンピック記念貨幣
88年ソウルオリンピックを記念して銀で製作された貨幣

「京畿千年」の更なる意味は、迎える千年を京畿道がいかに準備するのかという質問でもあります。今回のイベントとオンライン展示会を通じて、京畿道は過去にのみ留まるのではなく、私たちの周囲にある昔の思い出を振り返り、新しい未来へ踏み出すため、過去をどう活用していくのかを考えでみることに意味があるはずです。