キャンプグリーブス、DMZ観光の中心になる。
投稿日d 2017-05-26 ヒット数 314
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民間人統制線内に位置する旧米軍基地、キャンプグリーブスが、DMZ観光の中心地として浮上している。
これまでは、DMZ観光といえば民間人統制線の外に位置する臨津閣平和ヌリをはじめとし、一部の観光客が第3地下トンネル、都羅展望台などを訪問する程度にとどまっていたが、キャンプグリーブスは民間統制線内に位置し、約10年間ありのままに保全された自然環境と米軍の痕跡がそのまま残されているため、差別化された場所として浮上している。
キャンプグリーブスでは、文化による地域の再生をテーマにした「DMZ, Camp Greaves–記憶と待望」展示の幕が開かれ、JSAの中立国監督委員会で保管中の休戦協定当時の韓国軍事分界線が初めて公式表記された地図、旗、遺物などが展示されており、また、米軍の宿泊施設やボーリング場、共同シャワー室などを通して1950年代当時の駐韓米軍の様子を見ることもできる。
旧米軍ボーリング場で開かれた開幕式では、3Dグラフィティショー、大型スクリーン2台による映像報告、パンダ展示などにより、従来の形式を破ったお祭りのような雰囲気が演出された。
キャンプグリーブスは、昨年、ドラマ「太陽の後裔」のロケ地として知られながら国内外の観光客が急増した。昨年は計約1万7,000人が訪問し、2014年の5,711人に比べて約3倍増加した上に、そのうち1万人以上が外国人であるほど海外観光客からも人気を集めた。
「キャンプグリーブス」は、1953年から2004年まで米軍が駐屯していた民間統制線内で唯一の米軍返還地で、DMZからわずか約2kmしか離れていない場所に位置するため、米軍の痕跡と分断された韓国の現実を目の当たりにできる空間だ。映画「プライベート・ライアン」の実際のモデルだった101空輸部隊506連帯が実際に駐屯していた場所でもある。
観覧についてはキャンプグリーブス文化再生事業チーム(031-952-0466)、Eメール(heeyun@gto.or.kr)で問い合わせを受け付けており、フェイスブック、キャンプグリーブスのホームページでも詳細内容を確認することができる。
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