ヘンジュサンソン(幸州山城)

投稿日d 2015-09-25 ヒット数 389

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ヘンンジュ山城は高陽市トギャン区ヘンジュネ洞にあるトギャン山(徳陽山、海抜124.8m)山頂を中心に海抜70~100mにのぼる稜線に沿って築造された包谷式の土築山城で、城まわりは1㎞ほどです。遺跡の南側はハンガン(漢江)に接し、東南側にはチャンルンチョン(昌陵川)が遺跡を回ってハンガンに流入していることで自然堀の役割を果たしています。山城の東南側と南側一帯は傾斜がきつく、さすが自然要塞としての地形と言えます。山城は川内側の突出した峰を選んで山頂を囲んだ小規模の内城と北に展開される小さい谷を囲んだ外城の二重構造をしています。正確な築城年代は定かではないですが、川内側の険しい絶壁を用い、東北西に広がる広い平野を擁する形は三国時代初期の山城形式とマッチします。特にこの山城は宣祖王16年(1593)にあったクォンユル(権慄)将軍の戦跡地であり、壬辰倭乱(文禄・慶長の役)三大大戦の一つであるヘンジュ大捷で有名です。

http://www.visitgoyang.net/foreign/jp/tour/cultural.asp