シュレーダー前首相“対立よりはコミュニケーションが優先…京畿連合政治の成功を信じている”

投稿日d 2015-06-01 ヒット数 493

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[シュレーダー前ドイツ首相訪問②]ナム·ギョンピル知事•イ·ギウ副知事と歓談

 京畿連合政治の成功について希望的評価、統一と関連して北朝鮮住民とのコミュニケーションが重要だとアドバイス

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◇ 22日午前、京畿道庁の新館の前で、ナム·ギョンピル京畿道知事とシュレーダー前ドイツ首相が会って握手をしている。 ⓒ京畿道庁

ゲルハルト·フリッツ・クルト·シュレーダー(Gerhard Fritz KurtSchröder)前ドイツ首相が22日、京畿道議会で特別講演をしたため、‘京畿連合政治’が新たに注目されている。

シュレーダー前首相はこの日、道議会で40分間演説しながら、京畿連合政治を高く評価し、成功を祈願した。

今回のシュレーダー前首相の道議会の演説は、昨年10月にドイツを訪問したナム·ギョンピル京畿道知事がシュレーダー前首相にドイツの統一の経験と連合政治についてご意見を頂くことをお願いしたことにより実現した。

シュレーダー前首相は、この日の午前11時、道議会の演説に先立ち、知事執務室でナム·ギョンピル京畿道知事、イ·ギウ社会統合副知事と連合政治と統一をテーマに歓談を交わし、“京畿連合政治が成功すると信じている。”と述べた。

ナム知事は、歓談に先立って、京畿連合政治の象徴として執務室に設置した‘連理木’をシュレーダー前首相に紹介しながら、“与・野党が恋愛する気持ちでいつも会話してコミュニケーションしている。”とし“約束を忘れずに京畿道を訪問していただき、大変感謝している。”と歓迎した。

さらに、“西洋の格言に、普通の政治家たちは、次の選挙を準備し、政治指導者たちは次の世代を準備するという話がある”とし、“シュレーダー前首相は、次の世代を準備した政治指導者である”と評価した。

ナム知事は特に、“韓国の政治家たちも党利党略や自分の選挙の結果ではなく、次の世代を準備しなければならない。このため、改革と統合、未来を準備することが必要である。”とし、“シュレーダー前首相が未来と国益を考えていることを韓国の政治家も学ばなければならない。”と付け加えた。

これに対して、シュレーダー前首相は、“昨年ナム知事がベルリンに来たときに会って、京畿道の連合政治について話を交わした。京畿連合政治を直接見たくて、京畿道を訪問した。”とし、“二つの根が会って一つの木を形象化した連理の枝のコンセプトがとても見栄えが良い。対立よりはコミュニケーションが優先であることを知った。”と答えた。

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◇ 知事執務室で、ナム·ギョンピル京畿道知事とシュレーダー前ドイツ首相、イ·ギウ社会統合副知事が京畿道の連合政治を象徴する連理木の前で記念撮影をしている。 ⓒ京畿道庁

シュレーダー前首相との歓談を通じて、ナム知事とイ副知事は、連合政治と統一というテーマについてコンセンサスを形成した。また、京畿連合政治を成功に導くという覚悟も明らかにした。シュレーダー前首相も京畿連合政治を希望的であると評価した。

ナム知事は、“連合政治が法律に制度化されていない状況において、政治的な妥協で導いているので、困難な点があるが,これからは法制化するために努力する計画”とし、“統一を成し遂げなければならないが、両党制と大統領制の下では、北朝鮮の住民が統一について同意し難い。このためにも連合政治が可能な政治体制を準備しなければならない。”と述べた。

イ·ギウ副知事は、“大韓民国最初の連合政治であるため、慎重に制度定着のために努力している。”とし、“最も重要なことは、道民と国民に恩恵が行き渡ることである。この点では、互いに異なる点がない。”と述べた。

シュレーダー前首相は、“二人を見ると、京畿連合政治がうまくいくと信じている。”とし、“特に連合政治は、労働市場と年金など、大韓民国を改革するために良い話題になると思う。”と助言した。

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◇ 知事執務室で、ナム·ギョンピル知事とイ·ギウ副知事、シュレーダー前首相と歓談を交わしている。 ⓒ京畿道庁

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◇ 京畿道議会の1階ロビーで、ナム·ギョンピル京畿道知事とシュレーダー前ドイツ首相、イ·ジェジョン京畿道教育監、ガン・ドゥクグ京畿道議会議長、イ·ギウ社会統合知事、イ·スンチョル都議会セヌリ党代表、キム・ヒョンサム都議会新政治連合代表、チョン・ドンヒョ道議会副議長が記念撮影をしてある。 ⓒ京畿Gニュース、ホ・ソンリャン

統一と関連して、シュレーダー前首相は、“北朝鮮住民にメッセージを送って疎通することが重要である。ドイツ統一の際にも社会間の交流がとても重要な役割を果たした。”と紹介し、京畿道が試みている地方政府レベルの外交についても“非常に良いことである。”と意味を付与した。

シュレーダー前首相は、道議会演説の後に行われた京畿地域のメディアとのスタンディング・インタビューの席で、ナム知事と京畿道に対する印象と評価を明らかにした。

シュレーダー前首相は、“ナム知事は京畿道だけでなく、韓国に必要な改革政策が何なのかをよく理解しており、開かれた思考を持った方だと思う。京畿道もまた改革に関心が高い地域であることを感じた。”とし、“準備している改革政策が成功することも確信できるようになった。”と述べた。

一方、京畿道はこの日の午後、水原の奉寧寺で、‘シュレーダー前ドイツ首相との昼食懇談会’を開催した。

懇談会には、ナム·ギョンピル知事とガン・ドゥクグ道議会議長、イ·ギウ副知事をはじめ、新政治民主連合のイ・チャンヨル京畿道党委員長、ソン・ホチャン元道党委員長、ファン・ソンテ道企画調整室長、奉寧寺のザヨン僧侶などが参加した。

ナム知事は、奉寧寺に到着してシュレーダー前ドイツ首相にイ・チャンヨル道党委員長などを紹介し、“新政治民主連合の京畿道党で(京畿道)の連合政治のために協力してくださった。”と明らかにした。

シュレーダー前首相は、“(奉寧寺)美しい寺院である。優しい方々が案内していただき、感謝している。”と述べた。

ナム知事をはじめとする来賓らは、ザヨン僧侶の案内で大寂光殿、雨花(ウファ)宮(僧伽大学)などを観覧して、六和堂で昼食懇談会を行った。

昼食の後、ナム知事は、広州の陶元窯のパク・ブウォン先生が制作した白磁「月の壺」をシュレーダー前首相にプレゼントした。シュレーダー前首相は、贈り物を受け取って、“政治に入門する前に、磁器工場の労働者であった。意味のある大事な贈り物に感謝している。”と答えた。

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◇ 水原奉寧寺の大寂光殿で、ナム·ギョンピル知事とシュレーダー前首相をはじめとする来賓らが合掌をしている。 ⓒ京畿Gニュース、ユ・ジェフン

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◇ 水原の奉寧寺で、ナム·ギョンピル知事とシュレーダー前首相が移動しながら歓談を交わしている。 ⓒ京畿Gニュース、ユ・ジェフン

ⓒ京畿Gニュース|キム·ジンギョンjinkyoungkim@kg21.net

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