[シュレーダー前ドイツ首相訪問①】22日に道議会で40分間の特別講演

“連合政治は二つの根であるが、互いに育って一つの成功に進まなければならない”

◇ ゲルハルト·フリッツ・クルト·シュレーダー前ドイツ首相が22日午前、京畿道議会の本会議場で‘ドイツの統一および連合政治の経験と韓国へのアドバイス’というテーマで講演をしている。 ⓒ京畿Gニュース、ホ・ソンリャン

“京畿道で韓国の歴史で初めて政党を超えた連合政治をすると聞いた。連合政治は二つの根を置いているが、お互いに成長して一つの成功に進まなければならない。協力は、相互尊重と信頼が基づかなければ不可能である。”

ゲルハルト·フリッツ・クルト·シュレーダー（Gerhard Fritz KurtSchröder）前ドイツ首相が京畿道を訪問し、成功的な京畿連合政治と統一韓国の中での京畿道の青写真を描くメッセージを伝えた。

ナム·ギョンピル京畿道知事の民選6期就任1周年を迎え、京畿道を訪問したシュレーダー前首相は、22日午前、京畿道議会の本会議場で‘ドイツ統一および連合政治の経験と韓国へのアドバイス’というテーマで40分間演説した。

ナム·ギョンピル知事とガン・ドゥクグ道議会議長をはじめ、イ·ジェジョン京畿道教育監、京畿道議員、オピニオンリーダーと公務員など約300人が参加して、シュレーダー前首相の演説を聞いた。

シュレーダー前首相は、“1960〜70年代、数多くの看護師と鉱夫がドイツに派遣されて、ドイツの経済に多くの助けを与えた。現在は、4万人の同胞が住んでおり、ヨーロッパで韓国人が最も多いところがドイツである。”と韓•ドイツの友好を強調し、“ナム·ギョンピル京畿道知事は、ドイツで友人として知られている。ドイツの経済•政治•社会までよく知っており、ドイツと韓国との関係の発展に大きく寄与した方”と演説を始めた。

◇ シュレーダー前首相は、“京畿道で韓国の歴史で初めて政党を超えた連合政治をすると聞いた。連合政治は二つの根を置いているが、お互いに成長して一つの成功に進まなければならない。”と強調した。 ⓒ京畿Gニュース、ホ・ソンリャン

彼は、まず韓半島の統一について、“北朝鮮は韓国と周辺諸国を脅かす核兵器を開発しながら、経済発展の助けを求める2つのジェスチャーをしてはいけない”とし“しかし、韓半島の信頼形成プロセスのために、北朝鮮がすぐに手を握ってくれないといって差し出した手を取り下げればならない。”と助言した。

さらに、“ドイツは40年ぶりにやっと統一を成し遂げたが、韓国はまだも南北に分かれ、お互いが会えずに分かれて住んでいる。ドイツの国民は、韓国が間もなく平和で自由な統一を成し遂げることを心より希望している。”とし、“京畿道が韓半島統一を成し遂げるために、先駆的な役割をしなければならず、またそうしていくことを期待する。”と述べた。

シュレーダー前首相は、“ドイツは統一の後、市場経済の導入、東ドイツ企業の民営化、立ち遅れた東ドイツ地域のインフラの構築などの3つのことを推進したため、莫大な費用が入り、構造改革が行われず、成長が鈍化した。”とし、“しかし、費用は重要でなく、対応することができる。重要なのは人で、人たちが出会うことであり、家族が会わなければならないことである。”と強調した。

連合政治と関連して、彼は“ドイツが政党を超越して協力した経験について聞きたいと思う意見をいただいたが、私の経験は必要でないようである。京畿道ですでに韓国の歴史で初めて政党を超えた連合政治をすると聞いた。連合政治は二つの根を置いているが、お互いに成長して一つの成功に向けて進まなければならない。私がアドバイスをしなくて、ただ、私たちが経験したことを皆さんに分けてあげるだけである。”と、ドイツの事例を挙げた。

“ドイツの場合、第1民主主義が1933年まであった。ナチスのために第1民主主義は失敗に終わったが、この経験を通じて国家の安寧のためには協力が必要であるという学習の過程だった。”と診断し、“政党は互いに競争せざるをえないが、重要なことは、政党が国民の信頼を持たなければならないというものであり、国の利害関係、国の重要な日において政党より国が、そして、国民がより上にあることを忘れてはいけない。”と強調した。

◇ ナム·ギョンピル知事をはじめ、イ·ジェジョン京畿道教育監、京畿道議員、オピニオンリーダーと公務員など約300人が参加し、シュレーダー前首相の演説を聞いた。 ⓒ京畿Gニュース、ホ・ソンリャン

シュレーダー前首相は、“私はニーダーザクセン連邦の州首相時代や首相を務めたときに緑の党と協力しており、全体的に成功的に協力して働いた。”と自評しながら“いかなる妥協は苦しい結果を伴うこともあるが、全体的に見ると、平和的な国政運営に連合政治が役立つと思う。”とし“連合政治は合意に基づいて合意に向けていく文化というのが、政治体制の文化として根ざしている。”と明らかにした。

続いて、“京畿道は、韓国で政党の境界を超える協力の経験を既に試みた。政治家として互いにこれに関連して分かち合える経験が多いと思う。協力とは、常に相互尊重と信頼が土台になった場合にのみ可能である。”と強調した。

シュレーダー前首相は、“ドイツと韓国は、共同の経験と共同の運命を持つ友情を交わした友人の国である。ナム·ギョンピル道知事がベルリンで開催された‘韓独平和統一フォーラム’で京畿道への投資は、統一された韓国の未来への投資であると強調した。私は、大韓民国と京畿道の明るい未来を願っており、良いことだけがいっぱいになることを祈る。”と演説を終えた。

演説が終わった後、道議会のイ·ジェジュン（新政治民主連合）議員、イ·スンチョル（セヌリ党）議員が、法律の規定ではなく、政治的な合意による連合政治の不安定と日本の歴史清算、大統領制の問題点を補完するための代案としての連立政府の機能についての見解を問うこともした。

シュレーダー前首相は、“民主主義は、少数の意見と違いを認めなければならない。京畿道議会で連合政治を願うなら、皆さんがお互いに異なる意見をなくすことではなく、合意できる点を探して法案を用意すれば、連合政治の根幹を硬くすると思う。”との見解を伝えた。

“ドイツの場合、ナチスの経験を痛切に持っており、東ドイツ時代の共産体制も清算の対象だった。 ドイツは戦争後、ホロコーストに対する過去の清算をしようと努力しており、一度も戦争犯罪について認めることを嫌になったことがない。国際的にも明確に示していた。”とし、“日本の場合、まだ起きていない。韓国での歴史清算はあまりにも重要である。人々に自分の歴史と直面する勇気が必要である。”と述べた。

◇ シュレーダー前首相とナム·ギョンピル知事、ガン・ドゥクグ議長、両党の代表などが記念撮影をしている。 ⓒ京畿Gニュース、ホ・ソンリャン

ⓒ京畿Gニュース|チョン・ギョンナムckn0403@kg21.net

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