京畿道行政の変遷の歴史が気になれば、ここへ〜

投稿日d 2015-05-13 ヒット数 506

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[京畿道の現場の中へ⑩]道の行政歴史館

京畿道のシンボル、時代別の行政用品などを展示

70年代の行政体験、デジタルフォトゾーンなど、多様

[京畿道の現場の中へ]は、道民に広く知られていない京畿道および傘下機関の様々な現場のイシューと活躍ぶりを生き生きと伝える京畿Gニュースの企画シリーズであります。第十番目に、京畿道の行政の変遷の歴史を一目で見られる京畿道行政歴史館をご紹介します。<編集者注>

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◇ ‘京畿道行政歴史館’では、様々な記録物を介して、京畿道行政の変遷の歴史を一目で見ることができる。 ⓒ 京畿Gニュース、ユ・ジェフン

水原市長安区芭長洞所在の京畿道人材開発院の図書館1階にある‘京畿道行政歴史館’では、様々な記録物を介して、京畿道行政の変遷の歴史を一目で見ることができる。

546㎡(約165坪)規模で、常設展示館、行政博物館、映像館などを備えており、京畿道記録館が収集・保管している記録物と様々な行政博物が移転、展示された。

京畿道の歴史と行政の変化、疏通の歴史などをテーマに、様々な記録物を示す主展示館である常設展示館に足を踏み入れると、京畿道の歴史と道庁舎の変化をグラフィックと模型で紹介した‘1000年、京畿道を語る’空間に出会う。

特に昔の京畿道庁の建物を再現しているモデルが目を引く。1910年に竣工されたこの建物は、京畿道ではなく、現在のソウル鍾路区に位置しており、1967年に京畿道庁が今の水源に移されるまで、京畿道の行政を担当していたというのがよく知られていない事実である。 

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◇ 昔の京畿道庁の建物を再現したモデル。 ⓒ 京畿Gニュース、ユ・ジェフン

ジョン・ミジン解説者は、“日本植民地時代に、日本が朝鮮の歴史を格下げさせて、首都を認めていないために水原にあった京畿道庁舎を現在のソウル鍾路区に移した後、首都漢陽を管理していた京城府を京畿道に編入、京畿道の管理の下に置いた。建物は1990年になって撤去された”と、一般人には多少不慣れな歴史を紹介する。

1018年、高麗時代に初めて‘京畿’という地名が始まって以来、京畿左•右道に分かれていたのが‘京畿道’という地名が現われてから600年、京畿道の千年の歴史も紹介されている。

京畿道の歴史を勉強した後、次は、朝鮮時代の観察使から現在の道知事に至るまで、歴代の知事に出会うことができる‘京畿道を導いた人々’の空間が待っている。

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◇ ジョン・ミジン解説者が、‘京畿道を導いた人々’を紹介している。 ⓒ京畿Gニュース、ユ・ジェフン

京畿道観察使は、現在とは異なり、道の行政、司法、軍事などの政治と行政全般の業務を総括した。京畿道は、人的物流の中心地として、朝鮮時代のすべての道は京畿道に通じており、外交と国防上非常に重要な地域であっただけでなく、王の陵幸が多く、朝鮮の8つの道の中で最も重要な役割を果たした。観察使としては、ナム·ギョンピル知事が690番目である。

前•現職の京畿道知事も会うことができる。第1代のグ・ジャオク知事から現在の34代のナム·ギョンピル知事に至るまで、タッチスクリーンを通じて在任期間中の道行政の推進と活動状況など、写真を介して鮮明に目にすることができる。

第3代目の京畿道知事のキム·ヨンギ前知事の任命状から、史上上唯一の2代にわたって道知事を務めたキム·ムンス前知事、現在のナム·ギョンピル知事の当選証も本人の寄贈を受けた実際の原本がすぐ隣に位置している。

前•現職公務員の写真でユネスコ文化遺産に登録されている南漢山城を形象化した大型の絵も目を引く。

 

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◇ 70年代の行政事務室と什器類など、事務用品がそのまま展示されている。 ⓒ 京畿Gニュース、ユ・ジェフン

時代別行政の変化と過去の行政用品などを展示した‘息を切らして走ってきた近代行政’ゾーンも見どころである。ここでは、70年代の行政事務室と什器類、事務用品などをそのまま再現した。

フォトゾーンでも活用しており、時間を遡って過去のエキサイティングな経験を大事にするようにした。タイプライターを再現したキオスクを通じては、当時作成した行政起案を作成してみる体験もできる。

厳しかった時代、息を切らして生きてきた70年代のセマウル運動をはじめ、所得増大事業などの写真資料はもちろん、大型申聞鼓を通じた民願の大切さと道民たちとのコミュニケーションの重要性も示している。

‘デジタルフォトゾーン’では、朝鮮時代の官職を表す服装を着て写真を撮影する異色体験をすることができる。写真撮影の後、プリンタに出力して、本人が持ち帰ることができるし、電子メールで受け取ることができる。

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◇ ‘世界の中の京畿道’ゾーンでは、京畿道と世界の自治体間の交流の現況と様々なギフトが展示されている。 ⓒ 京畿Gニュース、ユ・ジェフン

自治体交流の記念品などを展示している‘世界の中の京畿道’ゾーンを通って、海外の芳名録を残して簡単なクイズ体験ができる‘再び見る行政歴史館’では、クイズの結果に基づいて正1品の領議政、従4品の郡守、従9品の修了証を授与する。

‘過去を通じた未来の慧眼’行政博物館展示館は、記録管理の意味、歴史、行政博物館の意味と価値を説明し、行政博物の7つのタイプ(官印、見本、象徴、記念、賞状•賞牌、事務什器、その他のタイプ)と、京畿道の31の市•郡の行政博物が展示されている。

行政博物は、形状記録物として、一般的な形態の記録物に比べて視覚的・象徴的効果が優れており、文化的・芸術的価値が高い記録物を意味する。象徴類の場合、京畿道および業務と関連して象徴性を示す扁額と旗、揮毫、模型などの象徴物で、1967年に朴正煕元大統領の直筆揮毫で製作された京畿道庁の扁額などがある。

 

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◇ 1967年に朴正煕元大統領の直筆揮毫で製作された京畿道庁の扁額。 ⓒ 京畿Gニュース、ユ・ジェフン

道内の様々な記録物が展示された市•郡博物館では、外国人が多く居住する安山市の地域特性を生かし、2008年当時の居住者の国籍59カ国の国旗で製作されたキャラクターの‘あしながおじさん’と、韓国著作権委員会に登録された著作権登録証が印象的である。

映像館では、‘ネクスト(NEXT)京畿’をはじめ、様々な広報動画が上映される。京畿道は、行政歴史館のロビーと映像館を開放して、サークル活動などに活用できるようにする一方で、各学校を対象に招待見学イベントを進行するなど、‘開かれた展示館’で運営する方針である。

ジョ・ヒェミン記録研究士は、“記録と言えば、通常の紙の記録だけを考えるが、電子、デジタルなどを活用して、京畿道の記録物を道民たちが楽に接することができ、楽しく体験できるようにした。”と、多くの関心と観覧を呼びかけた。

行政歴史館は、平日の午前9時から午後6時まで観覧することができ、土•日曜日、祝日は休館日である。

観覧の問い合わせ及び行政歴史館についての詳細は、京畿道庁総務課記録管理チーム(031-8008-3481)で案内を受けることができる。

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◇ ‘デジタルフォトゾーン’では、朝鮮時代の官職を表す服装を着て写真を撮影することができる。 ⓒ京畿Gニュース、ユ・ジェフン

ⓒ 京畿Gニュース|チョン・ギョンナムckn0403@kg21.net

http://gnews.gg.go.kr/news/news_detail.asp?number=201504291128377055C048&s_code=C048