伝統的な韓国庭園で昔情緒に酔いしれる

投稿日d 2015-04-23 ヒット数 448

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伝統的な韓国庭園で昔情緒に酔いしれる
(2012.04.05)

[美術館は美しい②]湖巌美術館
1,200点以上の展示品、2万坪の伝統庭園が魅力

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◇ 京畿道龍仁市稼室里にある湖巌美術館には1200点以上の韓国の美術品が展示されている。美術館全景 ⓒ Gニュースプラス

湖巌(ホアム)美術館はサムスングループの創業者である湖巌・李秉喆(イ・ビョンチョル)氏が30年以上かけて収集した韓国の美術品1,200点余りが展示されている美術館で、1982年4月にオープンした。

京畿道龍仁市(ヨンイン市)稼室里(カシルリ)の秀麗な自然の中にたたずむ湖巌美術館は、伝統家屋の形をした1,300坪の本館と2万坪余りの伝統庭園「熙圓(ヒウォン)」からなる。

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◇ 1997年に造られた熙圓は、2万坪ほどの広さを誇る。周辺の景色と絶妙なハーモニーを奏でる韓国の伝統的な庭園だ。ⓒ Gニュースプラス

320坪ほどの広さを誇る湖巌美術館の展示室は2階建ての造りとなっており、1階は企画展示室と仏教美術室、2階は古書画室と陶磁器室などが設けられている。また、図書資料室やVTR上映室、休憩室、茶の間などが完備されている他、美術館が独自に開発した商品を展示・販売する記念品売場も設けられている。

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◇ 熙圓内にある葆華門 ⓒ Gニュースプラス

1997年「文化遺産の年」と開館15周年を記念して造られた伝統庭園「熙圓」は、今では非常に珍しくなった韓国の伝統的な庭園の美しさをそのまま再現している。自然に順応しながら、その中に内在する自然の原理を生活の根として尊重してきた先祖の美意識が庭園の随所に浸透している。

「熙圓」は周辺の景色との調和を重視する借景の原理に基づいて昔の地形を復元したもので、大門、石字、あずまや、蓮池、石垣など、伝統的な建築要素を贅沢に取り入れているのが特徴だ。庭園と建物の持ちつ持たれつの組み合わせは、一枚の風景画を思わせるほど。

また、ここには美術館が収集してきた新羅時代の石塔をはじめ、無名の石工らが造った仏像、木像、灯籠、つくばいなどの貴重な石造物が庭園の随所に置かれている。さらに梅、蘭、菊、竹などの四君子を含む韓国の自生植物が庭園いっぱいに植えられており、子供たちの自然学習場としても申し分ない。

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◇ 自然の景色を取り入れた主景は、一枚の風景画を思わせるほどの美しい眺めが魅力。ⓒ Gニュースプラス

この他にも湖巌美術館前の湖のほとりにある「水辺広場」や「石人の道」は、自然を満喫できる散歩コースとして脚光を浴びている。訪問客らは、様々な古美術作品を通して先祖たちの魂と伝統的な韓国庭園の美を肌で感じることができる。

美術館は京畿道龍仁市處仁区(チョイング)蒲谷邑(ポゴグプ)稼室里204番地にあり、開館時間は午前10時から午後6時まで、定休日は毎週月曜日だ。入場料金は大人4千ウォン、子供3千ウォン、団体料金は1千ウォンずつ割引される。

詳しい内容は電話(031-320-1801∼2)やホームページ(hoam.samsungfoundation.org)で問い合わせよう。

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◇ 湖巌美術館前の湖のほとりに設けられた「水辺広場」や「石人の道」は自然が満喫できる散歩コースとして家族連れや恋人たちから人気を集めている。ⓒ Gニュースプラス

ⓒGニュースプラスニュース | ソン・ラックン kuni1202@kg21.net

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